Sudo’s WATCHING-Vol55

■排水ポンプの定期点検

排水管が下水本管より低い位置にある場合に排水槽を設けて汚雑排水を溜め、ポンプで汲み揚げて下水本管へ流す。この時に使用するのが排水ポンプで、地下がある建物に多く見受けられます。

排水ポンプには、汚水用と雨水や地下水を汲み揚げる雑排水用があります。給水ポンプと同様に2台設置しているので、1台に不具合が生じても残りの1台で汚雑排水を汲み揚げることができます。しかし、定期的に点検をしないとポンプの不具合自体を発見できません。

排水槽に満水警報を設置していればよいのですが、小規模の建物の場合、警報装置が設置されていなかったり、また、給水ポンプに比べ動作頻度が少ないこと、地下ピットなど点検が容易でない場所にあるのが多いことも、すぐに発見できない要因となっています。

汚雑排水が溢れてから2台共故障していたと気付く例もありますので、定期点検を行うようお奨めします。

メンテナンス課 小池

■地震と建物について

地震大国と呼ばれる程、日本では地震が多く発生しています。「地震に強い建物」が求められ、「耐震」「制震」「免震」といった建築技術も広く知られるようになりました。

●耐震…揺れに対抗する強さを上げること(壁や柱の強化、補強材の導入)
●制震…揺れの伝わり方を弱くすること(振動軽減装置の導入)
●免震…揺れが伝わらないようにすること(地面からの絶縁)

それぞれ上記のような違いがあり、地震に対するアプローチは様々です。

特に、免震は耐震・制震に比べ、揺れを約1/3程に抑えられるそうです。ところが、優れた防御力を誇りながら免震があまり普及していないのは、工事費アップや工期延長という点が足かせとなっているからではないかと思います。今後、技術が進歩して、導入がより簡単になれば、地震への不安も少しは取り除けるのではないでしょうか。備えあれば憂いなしという言葉もありますので、衣食住と共に災害への対策は万全な状態にしておきたいものです。

賃貸事業3部 黒﨑

■「冷房」と「除湿」

ジメジメした梅雨が明ければ夏本番。今回は冷房と除湿についてまとめてみました。

「冷房」は部屋の温度を下げること、「除湿」は部屋の湿度を下げることを一番に考えられています。また除湿は弱冷房除湿・再熱除湿の2種類があります。「弱冷房除湿」は部屋の温度を下げると同時に湿度も下げ、「再熱除湿」は部屋の温度をできるだけ下げずに湿度を下げます。

電気代は、弱冷房除湿<冷房<再熱除湿の順に高くなります。1℃の変化で電気代が10%変化すると言われていますので、電気代を抑えたい時は、弱冷房除湿や高めの温度に設定した冷房がおすすめです。使用しているエアコンの除湿機能によっては、冷房の方が省エネになる場合もあります。まずはどちらの除湿機能か確認をしてみましょう。

近年、冷房が生活に欠かせなくなり、汗腺の未発達や冷房病の心配などが出てきました。省エネや体調を考慮すると、高めの設定温度の冷房に扇風機などプラスαを活用しながら夏を乗り切りたいですね。

総務部 前澤

■体のメンテナンス

みなさんは、自分自身の体のメンテナンスを行っていますか?

最近、体のメンテナンスは大事だと痛感しています。仕事柄、長時間パソコンを相手にしているのですが、20代の頃は感じなかった目の疲れや肩こりを感じることが増えてきました。疲労が限界に達した時は、マッサージに行き凝りをほぐすようになり、毎回「お客さん相当凝っていますね、これは痛いでしょう…。」と言われます。マッサージをすると大分楽になりますが、それも束の間、パソコンに向かっているうちに、また痛みが出てきます。

凝りや疲れへの対策について調べたところ、お風呂は血行が良くなり、リラックス効果もプラスされ、凝り固まった体が解消されるとのことでした。毎日浸かることが理想ですが、帰宅時間が遅くなる等、そうもいかないのが現実です。しかし、良いコンディションで日常生活を送るためにも、入浴や運動、時にマッサージに頼り、メンテナンスしていこうと思います。

賃貸事業1部 宮坂