みなさんこんにちは-Vol.17

みなさんこんにちは。梅雨が明け夏本番ですが、今年は比較的空梅雨でした。一般的に梅雨は嫌われますが、雨が降って良いこともあると思います。「相合傘ができる」「思う存分に部屋の掃除や片付けができる」「撮り溜めしてあったビデオが見られる」「ほこり被った草花がきれいになる」「仕事で疲れたお父さんが家でゆっくりくつろげる」などなど…そして「もし日本が一年中夏だったらどうだろう」とヘンなことを考えてしまうことがあります。やはり春夏秋冬があるからこそ夏もまた魅力ある季節になるのでしょう。

毎年オンシーズン後の5月と6月は賃貸状況の動きが悪く、7月後半から秋に向かって少しずつ動き出します。今年もこの傾向は変わらないようです。

今年の春は、私どもに関係のある法改正や施行が多く、1)個人情報保護法全面施行 2)新・不動産登記法施行 3)民事訴訟手続・執行関連(不動産競売)の改正 4)ペイオフ解禁 5)民法改正(保証契約など) 6)恒例の不動産税制改正などがありました。民法改正を受けて、読みにくかった民法は近いうちに「口語体」に改められるそうです。

ところで、先日ある建築協会のアンケート調査の結果が届きました。内容は、その会社の評価は営業担当者によって決まるということでした。知人に紹介したいのはその会仕よりも営業担当者だそうです。そして営業担当者に満足する理由として挙げられるのは、1.人柄・営業態度 2.知識 3.的確なアドバイス。会社=人ということでしょうか。また、この3つがバランスよく保たれていなければならないと思います。いくら知識があっても強引過ぎる、消極的過ぎるのはお客様が引いてしまいますし、人柄と態度が良くても知識に乏しく、的確なアドバイスができないと信用は得られません。

当社では、賃貸事業部、メンテナンス部、工事部、設計部、不動産部が連携して日々業務をこなしています。所属するセクションによって必要な知識が異なりますが、他のセクションの知識も必要です。建築基準法、国土法、都心計画法、民法、税法に加えて、賃貸事業部においては、業界全体の把握、経済の予想、価値観の変化、人気の建物、人気の設備、プランニング、などマニュアル以外の知識を持ち、賃貸経営に関するトータル的なアドバイスができることでお客さまの信用を得られると思います。継続的な業務である賃貸管理においては、常に新鮮な情報を取り入れ柔軟性のある長期的な計画が重要です。「あの人に任せておけば安心だ」と思われるよう、日々努力精進して行きたいと考えております。