みなさんこんにちは-Vol.30

10月も終わり、秋も深まりました。11月はサムライ、1年のうちで1ヶ月が31日未満の月(西向く侍=2469士)の最後です。「秋」と聞いて想像するものは、しっとりと落ち着いた街並みに風が吹き落葉が舞う風景でしょうか。動物たちは冬に備えてたくさん食べて丸々に太り、人もおいしいものが豊富にあるこの時期、食欲の秋を理由にたらふく食しふくよかに…。

原油価格とアメリカの金融不安の影響もあり、今年日本では建築業界と不動産業界が何かと世間を騒がせました。ファンドの後退、ミニバブルの崩壊、銀行の貸し渋りが原因での倒産も…。当社の主業務は賃貸管理、工事についても管理物件のリフォームが主、景気に左右されにくい体質になっていますのでご安心ください。とは言え、業界全体から見てみると、ここ2~3年やや上昇傾向だった事業用物件の賃料が夏ごろから下降し、空室率もやや上昇、そして賃貸住宅市場にもやや陰りが見え始めました。

現場を知らないため現実を無視し、投資家にアピールするため表面上の収支だけを整えた物件にはいささか矛盾を感じますが、ここ数年はこういった大型高層マンションと従来からの長期所有型マンションの関係が賃貸業界に大きく影響してくると思われます。古いマンションの新しいマンションへの対抗策は、いつの時代も、設備をよくするなどハード面の改善か、賃貸条件を緩和するなどソフト面の改善か、いずれかの選択になります。

また、ここ数年、競争に勝つため、家賃を下げずに一時的な経費(敷金や礼金の値下げ、仲介手数料割引、フリーレント)で処理する集客法、保証人代行や原状回復負担会社、さらには契約金立替会社も現れました。しかし過剰なサービスは結果として業界の信用を欠き混乱も招きかねません。長期的展望が必要な(継続的)賃貸借契約を一時的なサービスで惑わし判断させる、あたかも「品物を売るような方法でのお客様の争奪戦」になってしまうことが懸念されます。少ない契約金で引越しできることは決して悪いことではありませんが、先のことを考えずに引越しをしてしまう軽率な人が増えるのも必然的と言えます。結果として貸主側の不利な状況を作ってしまいかねませんので疑問を感じます。

ところで現在、企業やお店の約9割がPCホームページを、約2割がモバイルホームページを作成しています。その他に個人、コミュニティ、学校や自治体のほとんどがホームページを持っています。

以前は会社パンフレットが会社の規模や業務内容・姿勢を表現し、きちんとしたパンフレットは企業イメージを良くしました。それが最近ではホームページがその役割を担っています。中には会社の規模や内容とマッチしないようなものもありますが…。そしてホームページは時とともに影響力を増しています。

当社も11月上旬に、ホームページのリニューアルを予定しています。ホームページに限ったことではありませんが、広告、特に企業広告にはデザイン性、機能性、内容、見やすさが求められます。さらに発信する側より見る側のことを一番に置くことが大切で、今回のリニューアルはこのことをコンセプトに作成しました。是非一度ご覧ください。そしてご意見などがありましたらご遠慮なく、是非ご一報くださいませ。