みなさんこんにちは-Vol.61

衣替えを終え、夏の装いを見かけるようになりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。「令和」という新しい時代には、東京オリンピック・パラリンピックの開催、山手線としてはおよそ50年ぶりとなる新駅「高輪ゲートウェイ」の誕生、新紙幣の発行などが予定されています。経済効果を期待する反面、多くの課題も抱えています。まず、オリンピックに向けたインフラ整備は、多くの人手が必要とされ、人材不足となり、人件費が高騰しています。また、都内の再開発が重なり材料費も高騰し、全体的な工事コストが増加しています。しかし、金利の低下から新築や建替の発注は増えており、一部地域では不動産価格が上昇しつつあることから、投資家達が注目しているようです。特に新駅周辺は隣接して建てられる高層ビルの一部に、外国人向けの居住滞在環境が整備されます。外国企業誘致の成果が今のところ芳しくない為、供給過多を懸念する見方もありますが、羽田空港へのアクセスの良さなどから、ターミナルとしてはもちろん、ビジネスや文化が生まれる拠点として期待されています。一長一短ではありますが不動産業界の流動的な変化をいち早く掴み、今後も最新情報を発信してまいります。