みなさんこんにちは-Vol.69
湿度の高い時期が年々長くなっているように感じますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
従来の日本家屋は通気性の良い造りでしたが、現在は外気温に影響されにくい住宅が主流です。高い断熱性は結露を抑えますが、気密性が高くなることで湿気が溜まりやすくなるため、効率的な換気が求められます。換気が十分でないと、カビなどが発生する被害だけでなく、やがて木材・鉄骨などの建築資材をもむしばみ、結果として建物の老朽化を加速させてしまいます。湿気を滞留させないためには「24時間換気システム」の設置が効果的です。その名の通り、機械を用いて24時間、居室空間の空気を入れ替える設備で、2003年に改正された建築基準法により、同年7月以降に着工する全ての新築住宅には設置することが義務付けられています。義務付けられた背景には、シックハウス症候群の予防と対策が挙げられますが、換気は健康だけでなく建物の耐久性を守ることにも繋がっています。改正前に建築された建物には備わっていないこともありますが、後から設置することは可能です。私たちはオーナー様のあらゆるお悩みにお応えするため、物件ごとの改善策を提案して参ります。