Sudo’s WATCHING-Vol.13

■プレゼンテーション

当社工事部で対応するエ事内容は、原状回復を目的としたリフォーム工事が大半を占めています。最近では物件の老朽化に伴い、共用部や外壁、防水の改修などのいわゆる大規模修繕工事も増えつつあります。また、入居率の下がってきた物件に対して様々な角度から要因を探り、ニーズに対応したプラン(外装、設備、仕様)に変更する提案も行っております。

こうした「提案」に欠かせないのが図面をはじめとした「プレゼンテーション」です。数年前までは手描きの図面、手描きのドローイングやパースが主流でしたが、最近では図面はキャドが当たり前、以前は高度なパソコンでしか作成できなかったパース、CGを駆使した3Dパース、さらには、まるで建物の中を歩いているかのような動画による表現まで、比較的安価なソフトでも作成できるようになりました。しかし、キャドで作成した図面やCGを駆使したパースは画一的でどこか無機質な印象を与えます。これに対し、手描きの図面やパース、あるいは建築模型などのいわゆるアナログ的なプレゼンテーションは温かみが感じられます。特にセンスのいいものはそれ自体が作品のように扱われることさえあります。

当社では新築物件はもちろんのこと、リフォーム工事においても、状況に合わせてアナログスタイルがよいかデジタルスタイルがよいかを判断し、よりわかりやすいプレゼンテーションをするよう心掛けております。

■まくら

枕に注目が集まるようになって数年経ちます。たしか雑誌かTVで、ある女性タレントが話題にしたのがきっかけだったと記憶しています。それからじわじわと浸透し、百貨店や量販店の寝具売場では、土日ともなると実際に見て触って試せる「お試しコーナー」に人が集まっているのをよく目にします。最近「まくら専門店」も見かけるようになりました。

私も今年の正月に新しい枕を購入しました。横から見るとひょうたんを縦に割ったような形のものです。中身は、よもぎを使った低反発のウレタンで、高さは4.5cm。きちっと計って作ってもらいました。使い始めて半年以上経ちますが、当初は低すぎるのではと感じた4.5cmも、いつからか私の首になじんで今では快適な眠りを提供してくれます。ウレタン枕は自分の背骨の湾曲に合わせて形と高さを選ぶことができ、硬すぎず軟らかすぎず首を包み込むようにフィットし、寝返りにも対応してくれます。専門店の店員さんによると、自分に合っていない枕を使い続けるとあごのたるみや首の横ジワの原因になるそうです。高すぎるとあご下にシワが寄り、逆に低すぎると頭が沈んで血行が滞り、むくみをひきおこすそうです。

日本人は、男女を問わず肩こりのある人種で、正座の生活からくる骨盤のゆがみが背骨を通じて肩にコリを運ぶのが理由だそうです。また身長に占める頭の割合が大きいゆえに首にかかる負担も大きいという日本人の体型も肩こりの原因の1つだそうです。「正座の生活」や「姿勢の悪さ」には対処方法があります。日本人特有の「体型のバランス」からくる肩こりには対処が難しいですが、1日の3~4分の1を占める睡眠で少しでも首と肩を休ませたい、そこであの「ひょうたん型のまくら」に注目が集まったのでしょうか。

ウレタン以外にも綿、羽毛、ビーズ、そばがら、人工鉱石などの「まくら」があります。

■シルバー木材センター

近年、高齢化社会問題が多くとりあげられています。経済状況の変化や医療技術の進歩により日本人の平均寿命は平成14年度の平均が男性78.32歳、女性85.23歳と、昭和初期に比べ30歳以上も延びています。

高齢期を有意義に且つ健康に過ごす為に、定年等で現役を退職した後もなんらかの形で就業し続けたいと希望する高年齢者が増えています。こうした背景から昭和50年東京都においてシルバー人材センターのさきがけとなる『高齢者事業団』が創設されました。現在では『社団法人全国シルバー人材センター事業団』と改められ多くの高齢者の方が籍を置き働いています。
役所内にあるシルバー人材センターに仕事をお願いすると、すぐに会員に連絡をとり派遣の手続きをしてくれます。職種も様々で、手紙などの宛名書きから庭の草取り、大工仕事にペンキ塗り、観光地などでは観光ガイドなどもお願いできるそうです。

仕事の効率や内容は営利団体の企業に比べるとやや劣るところもありますが、金額面ではとても魅力的で、1時間単位でお願いすることも可能です。

毎日の生活でちょっとした雑仕事が面倒になり先延ばしにしがちですが、そんな時に是非試してみてはいかがでしょうか。