Sudo’s WATCHING-Vol.19

■バリアフリー住宅ってどうなの?

『バリアフリー』とは「床の段差ゼロ」・「手摺の取付」等の機能を備えた住宅のことですが、最近では『いたれりつくせり』の機能ゆえに、「自立した生活の妨げになる」という考え方も囁かれています。「住宅は快適であるべきだ」と若いうちから何十年も先の「老い」を想定したバリアフリー住宅を建てる事は本当に良いことなのでしょうか?

小さな段差は、幼い子供や高齢者のみならず健全な大人にとってもツマヅキの原因と成ります。しかしはっきりと認識できる高さの段差・階段は足腰を鍛える運動にも成り、動作を行う際に腰掛として利用できるというメリットもあります。

車椅子を利用する方が居れば、段差を無くし廊下の幅員を広くする必要も有るでしょう。現在と将来の自分を考え、必要なものを取り人れることは大切なことですが、ハンディキャップを持たないのに「老い」を考え過ぎて『OVERバリアフリー住宅』を目指すのはいかがなものでしょうか。画一的な設備機能よりも、各々「自分に合ったバリアフリー」がこれからは必要なのではないでしょうか。

■第一印象が大切です

時間つぶしに書店で棚を眺めていると、作家も内容も知らないのに装丁が気に入って手に取り、貿ってしまうことがあります。しかしいざ読んでみると期待したほどおもしろくないことが多いです。
建物の見た目だけで部屋を借りるお客様はありませんが、外観や共用部分がその物件を印象付けるポイントであることは間違いありません。外観以外では、植栽が手入れされている、自転車が整理整頓されている、メールボックスの名前が統一されている、掲示板の張り紙がひらひらしていないといったことも物件の印象をよくします。

部屋探しはファミリータイプの場合、平日に奥様がいくつかご覧になって、候補を絞って週末にご主人と再度内見してから決めることが多いようです。たくさんある物件の中から再内見の候補にしてもらうためにも、室内を見てもらう以前に悪い印象を与えないことが大切です。

空室を少なくすることが私共の仕事ですがエントランスに飾ってある花や廊下に掛けられた絵、きれいな鉢植えが並んでいたりするのを見ると、オーナー様にご協力いただいていることを実感し、うれしくなります。水遣りなど手間がかかりますが、その気配りが入居者にも伝わり快適に生活していただけると思います。

■備えあれば・・・

特殊な建物は別として、一般住宅では初期消火によってかなりの2次災害(火災)を防ぐことができるそうです。

地震の際、火を消すチャンスは3回あると言われています。「揺れを感じた時」「揺れがおさまった時」「出火した時」。揺れを感じた時に大の始末をする事が一番ですが地震の規模が大きくて出来ない場合は、焦らず、揺れがおさまってから素早く対処しましょう。特に台所で天ぷらなど揚げ物をしている場合は、揺れている最中に無理して消そうとすると、油をかぶって大火傷を負ってしまいます。揺れている間は離れていた方が無難です。

最後の消火チヤンスには日頃の対策が大事。「水」は常に浴槽に汲み置きして、「消火器」は使用方法と有効期限を確認しておきましょう。水と消火器、この2つでほとんど消火出来ると言われています。但し、水を使う場合は気をつける点があります。1.電気器具による火災の場合は感電の恐れがあるので通電を遮断してから水をかける。2.天ぷら油や石油ストーブなど油による火災の場合は、中途半端な水量ではかえって延焼してしまうので、消火器か濡れたシーツを・気にかぶせて空気を遮断する。

「自然災害」は食い止められませんが、「2次災害」は準備と対処方法である程度防ぐことが出来ると思います。

■“冷え性”“風邪”を撃退しましょう。

冷え性は不快なだけてなく、老化を早める、太る原因などさまざまな弊害をもたらすそうです。冬を元気に過ごすためには血行を促進し、代謝を活発にする食料や料理が必要です。血液の流れを改善するビタミンE(かぼちや・ナッツ類・ごま・納豆・梅干に、肉類では鶏肉・羊肉・牛肉、魚介類てはイカなどに多く含まれています)はホルモンバランスを整えるので冷え性や生理不順など、女性特有の症状にも有効です。また薩摩芋・牛苓・蓮根などの根菜類にも体を温める効果があるといわれており、煮込みやスープでとろみをつけてアツアツに仕上げると効果的です。鍋やスープは湯気で湿度が上がり、風邪予防にも役立ちます。夏が句の野菜(なす・きゅうり・レタスなど)は、からだを冷やす食材なので、加熱して食べるようにしましょう。冬を快適に過ごしそして素敵な春を迎えましょう。