Sudo’s WATCHING-Vol.21

■IH調理器具ってどうなの?

巷で持てはやされている『IHコンロ調理器具』とは、電気を熱源としてガスを使用する調理器具よりも安全でエコロジーと言われていますが、本当に火を使用しないから全く安全なのでしょうか?

電磁波は日常生活の中で様々な機器から発生していますが、IH調理器具も器具付近では電磁波が発生しており、この電磁波が人体に影響を与えると言う説が唱えられています。しかし、米国のある機関が国際非電離放射線防護委員会(ICNIRP)から示されているガイドライン(50Hz=1000mG以下・60Hz=833mG以下)の約50倍にあたる最大50ガウスを生物にあて実験した結果、当てない方と当てた方の両者に差が見られなかったとの報告があり、また、米国立環境衛生科学研究所(NIEHS)のRAPID計画報告書にも「癌との因果関係は薄い」と報告されています。日本でも「科学的な知見が確立されていない」との理由で特別なガイドライン等は示されていません。

一方、イギリスでは電磁波が発生する携帯電話は16歳以下の子供には使用を控えるよう政府から勧告が出ており、また、スウェーデンでは電磁波が2.0mG以上発生する高圧送電線の下には子供の施設設置を禁止。学校・団地の近くの高圧電線は撤去。撤去出来ない場合は学校を移転・廃止の指導が出ています。上記の事から既に対策・指導を取っている国もある為、火災の心配はないとしても、電磁波=IH調理器具が一概に安全とは言えないようです。

(山口政勝)

■麦茶のパワー

麦茶は夏バテ防止に効果的。夏バテの主な原因は、汗で水分が体外に出てしまうことで血液がどろどろになり、疲労物質(乳酸)が筋肉にたまりやすくなるため。水の補給も大事ですが、麦茶は香り成分に血液をさらさらにする力もあります。効果は水の2倍以上で、動脈硬化や心筋梗塞、脳卒中など、どろどろ血液から起こる病気にも効果的。また、麦茶には身体の熱を冷ます効果や胃の粘膜を保護する効果もあり、食物繊維が多く含まれているため整腸効果や便秘を助ける働きもあるそうです。
「麦茶にはカフェインが含まれていないのでたくさん飲んでも安心。今年の夏、麦茶パワーで乗り切りましょう!!」

(元山聡美)

■賃料と権利

一般的に約束どおり賃料を毎月期日迄に支払う賃借人は、全体の約9割です。残り約1割の賃借人の賃料を管理するのが督促業務です。当社では、この約1割を2つに分けて対応しています。契約書どおり入金するように促す督促(1ヶ月以内の短期滞納者)。督促しても、支払いが無いまま2ヶ月以上滞納してしまう賃借人への督促(累積滞納者)。

私たちの経済生活は、金銭を中心に成り立っています。金銭が成り立つ第一義は約束が履行される事ですが、約束が守られない時、金銭は権利問題に解体されます。原則として3ヶ月以上の滞納者への督促は、弁護士に依頼する前に当社で法律手続を取りますが、そのいくつかをご紹介します。

賃料支払不履行に一番向いているのが、弁護士への委任が不要な「支払督促手続」で、督促の相手は基本的に連帯保証人です。よって、連帯保証人を債務者として相手取り、簡易裁判所に支払督促を申立てます。受理されると、裁判所が国家権力で債務者に督促をします。

もう一つは「少額訴訟手続」の利用があります。同様に弁護士への委任は不要で、本人訴訟の代表的裁判です。裁判管轄が申立人の住所地ですので、遠方に住んでいる債務者を相手取る時に有利です。又、法廷に呼び出し、審理する事の重大さを通して、滞納者に契約の大切さを理解していただくという長所があります。

賃貸管理業務の中で、「無くなればいい業務」と思いつつ、その思いがかなうことなく、今月も誰かが滞納し、督促業務が発生します。

(小林康弘)

■道路交通法改正について~ドライバーの独り言~

道路交通法改正に伴い、6月1日から民間による取締りが行われるようになった。運送会社ほどでもないが、当社でも業務上車を使用することが多い為、影響がある。「注意やお願いを掲示板に貼る」「お知らせを郵便ポストに投函」など短時間で済む用事もあれば、「設備点検の立会い」や「交渉事」など時間が予測できないことも多い。

私は日頃から「時間貸駐車場」を利用しているので問題はないのですが、(数分程度の)ちょっとした買い物や公園のトイレを利用する場合は路上駐車せざるを得ないし、やはりプレッシャーは感じる。

駐車場を利用したくても絶対数が少ないのが現実で、もっと公共の貸駐車場を増やしてから施行するのがいいと思う。また、荷物の運搬、引越、緊急状態など「現実」ももっと考えてほしい。緊急車両の妨げ防止、悪質な違法駐車、交通渋滞緩和に取締り強化は当然、でも必要以上(全く迷惑がかかっていない、やむをえない状況)に行うのは、如何なものかと思う。…とはいうものの「決まり」ですので一人のドライバーとして、これからもできるだけルールとマナーを守っていきたいと思います。

(山下 修)