Sudo’s WATCHING-Vol73

■夏支度について

 みなさま夏を迎えるご準備はいかがでしょうか?快適な夏用寝具の用意、外出用のミニ扇風機や日傘の携帯など、私も初夏より様々な工夫をこらして過ごしていますが、ここ数年猛暑のなんと手強いことでしょう…。暑さ対策と言っても、今年はアプローチを一変させて「暑熱順化」を目指しています。暑熱順化というとなんだか難しそうですが案外シンプルで、体が暑さに慣れているということです。これには数日~2週間ほどの期間が必要で、真夏前のやや暑い程度の環境で、運動等を継続し、汗をきちんとかける体になることが肝心です。暑熱順化が進んだ体では、そうでない体と様々な違いが現れます。たとえば汗の量、皮膚の血流が増加することで体内の熱を外に逃がしやすくなります。また汗に含まれる塩分(ナトリウム)の量は減少し体内に保たれるので、熱中症になりにくい状態となります。思い返すと、学生のうちは体育の授業や毎日の部活など、一年を通して屋外で汗を流す習慣があったので夏場も自然と元気に過ごせていたのかもしれません。暑熱順化につながるシーンは日常にも様々あり、入浴やサウナ、長めのお散歩等は気持ちよく汗をかけて気分転換にもぴったりです。みなさまも無理なく適度に、体を暑さに慣らす「夏支度」を今年はぜひ試してみてください。

総務部 谷口