SUDO’s WATCHING

Sudo’s WATCHING-Vol.12

■ガラス

ガラス掃除は、表面に水分が残ってマダラ模様にならないよう充分な乾拭きがとても肝心ですが、あまり掃除を必要とせず自然の作用で自らキレイになるという夢のようなガラスが生み出されました。これは「光触媒クリーニングガラス」と呼ばれ、雨と太陽光によってガラス表面の汚れを自ら洗い落とす機能を持っています。表面に酸化チタンなどの光触媒作用を持つ物質がコーティングされており、光触媒クリーニング効果を発揮します。

光触媒クリーニング効果とは、①光触媒作用を持つ物質が紫外線により、有機物を二酸化炭素に分解、②紫外線によりガラス表面が親水化し、雨水が付着した汚れの下に浸水、③雨水が親木化したガラス表面で水膜を形成し汚れを流れ落とす…これを繰り返すことにより汚れが自然に除去される機能をいいます。また、紫外線によって親水化したガラスは汚れの付着を低減する効果も持っています。条件によって異なりますが、この効果は数十年持続するとのことです。

現段階では公共施設や高層ビルなどが主な対象ですが、(実例として汐留にある松下電工本社ビル)今後、集合住宅や個人住宅向けの商品の開発が期待されており、もっと身近な存在になると思います。大掃除の時にしか手をつけられなかった吹抜上部の窓や、手の届かないフィックスの窓ガラスの清掃から解放される日がやってくるかもしれません。

■とあるトイレでの出来事

先日、横浜のとあるビルでトイレに入り、鍵を閉めようとしたその瞬間、「このトイレは自動洗浄となっております。ご使用後、センサーが感知して10秒後に自動的に水が流れます。」…驚きましたあ~。デパートや駅などのトイレが綺麗に変身していく一方、使用する側に戸惑いがあります。冒頭で述べたトイレ、落ち着かないので後はセンサーに任せて足早にその場を去りました。

従来のトイレは、レバーを回す、レバーを踏むなど、手動式が一般的でしたが10年程前から触らずに済むセンサー式洗浄が増えました。装置は形も設置場所もまちまちで、女性用に至っては擬音装置や脱臭芳香装置、使座クリーナー液、使い捨て使座シートがあり、使う側としては試されている気分にもなります。

センサー式が導入される理由は、給水手段の問題や流し忘れ防止だそうですが、メーカーによると一番の理由は「節水」にあるそうです。他の人が触れたところに触れたくない、いわゆる清潔志向、潔癖性の人が増えているのも理由のひとつでしょう。従来のものより格段の節水効果を発揮し汚水も減らすセンサー式は、「環境に配慮している」ことになるため、各メーカーは節水効果の向上に努め、結果として次々と新しい装置が生まれます。

子供からお年寄り、外国の人、不特定多数の人が使う公共トイレは、新しいもの全てが歓迎されているのでしょうか。素晴らしい装置でも、日本語だけの説明書きや健常者のみが使えるものでは意味がないと思います。洗浄装置と緊急用ボタンが見分けにくいものもあります。そして何より統一されていない装置に緊張と不安を抱きます。間違った操作をしたくない、でも誰かに聞く事もできません。トイレに求めるものは安心の空間です。各メーカーが協力して使う側の視点でトイレを作って欲しいと思います。

■みなとみらい線

2004年2月1日に『みなとみらい線』が開通しました。横浜駅から順に、「新高島駅」、「みなとみらい駅」、「馬車道駅」、「日本大通り駅」、「元町・中華街駅」と全線地下を走り、横浜駅から元町・中華街駅までは7分(特急)です。また、東急東横線との相互直通運行の特急を利用すると、渋谷とみなとみらい間が31分(日中)に短縮されました。

『みなとみらい線』は駅のデザインが斬新です。未来へと導く一隻の船のような「みなとみらい駅」、伝統と歴史を思わせる重厚な造りの「馬車道駅」、シャープで洗練された空間の「斬高島駅」、それぞれが個性的です。「みなとみらい駅」はクイーンズスクエアの地下に作られ、買物などで利用する人にとても便利になりました。地下23mにあるプラットホームも大吹抜によりクイーンズスクエアと空間的に一体化され自然な光を感じられます。また、車頼の軽量化・低騒音化と使用電力の削減など、環境へのやさしさにも配慮しています。

車内は横浜の伝統産業である「横浜スカーフ」を腰掛けの柄に採用し、空調機器の制御が充実して、ラッシュ時や休日も快適です。また、低めの吊り手と荷棚や段差の少ない車椅子スペース出口、号車とドアの位置がわかる点字シールなどバリアーフリーも充実しており、1日乗車券で『みなとみらい線』各駅を回る観先客も目立つそうです。横浜の街を散歩がてら、足を運んでみてはいかがですか。

Sudo’s WATCHING-Vol.11

■エコキュート

“高気密一志断熱住宅”、“環境共生住宅”といったように、付加価値をつけた住宅がごく一般的になり、また、電車の車内吊広告などで“電化住宅”という文宇もよく目にします。電化住宅とは住宅設備の熱源を、全て電気でまかなう住宅です。具体的には、電気クッキングヒーターや電気温水器があります。

こうした中、最近、電気温水器に替わって空気の熱を利用したヒートポンプ式給湯器“エコキュート”が話題となっています。エコキュートは自然冷媒(CO2)を利用して大気の熱を吸収し、電力で圧縮して高温にするヒートポンプ技術を採用することにより、効率に優れ消費電力を約1/3に節約することを可能にしています。トータル的なランニングコストはガス給湯器の1/5になります。また、オゾン層に悪影響を与えるフロンを使わず、火も使わないため二酸化炭素の排出もなく、地球環境に優しい給湯器です。従来の電気温水器と比較するとコンパクトサイズなので省スペースに貢献します。また火を使わないので劣化も少なく、基本的にメンテナンスフリーです。

エコキュートを採用したマンションは、電力会社が主体となって計画している実例が多く、割安な夜間の電力を利用する「電化住宅向けの料金プラン」も用意されています。電気温水器よりメリットの多いエコキュートは、これから需要が伸びて一般化してゆくでしょう。

当社では今のところ具体的な実例はありませんが、既存の建物を電化住宅にする場合設備機器を替えるだけで済み、大掛かりなリフォーム工事を必要としません。

当工事部では、常にアンテナを張り積極的に情報を取り入れ、このような新しい取り組みを活用していき、またこの場でご紹介させていただきたいと考えております。

■全国の家賃滞納状況

滞納者が増加傾向にあります。特に単身男性社会人に多い「うっかり型」が急増しており、リストラや給料カットで収入が激減してしまったサラリーマンの滞納も目立っています。またフリーターの滞納も増えつつあります。

滞納率は全国平均で4.3%、東京は3.6%。最も高かったのは愛知県の8.5%、次いで千葉県の8.3%。反対に最も低かったのは岐阜県の1.0%、次いで静岡県の1.3%となっています。

具体的な滞納者の対処法(督促の方法と流れ)としては…
電話⇒ハガキ・手紙・電報⇒現地訪問⇒保証人に連絡⇒内容証明⇒訴訟
という順番で、状況によって「支払念書」「覚書」「誓約書」を作成します。これらを一貫して行う「督促班」を社内に設けているところも多いですが、最近では「家賃保証会社」を利用(アウトソーシング)している会社も多くなっています。

滞納者対策で一番効果のある方法は、やはり初期の段階からこまめに連絡を取り対処することです。根本的な改善策としては、定期借家契約を取り入れることも考えられますが、これはまだ一般的でなく入居者にとって人気がないため、募集に際しては不利になります。他に入居審査を厳しくすることも滞納者対策には有効ですが、これもまた空室が増え入居率が下がってしまうことが懸念されます。「滞納者を減らすこと」、「入居者審査を厳しくすること」、これらは賃貸経営にとってとても大切なことですが、もう一つ大事な「空室を減らす」ということとは相反するところがありますので、各社試行錯誤しながら日々努力研究している状況です。

Sudo’s WATCHING-Vol.10

■地上デジタル放送

いよいよテレビ放送のデジタル化が本格的に始動し、東京・大阪・名古屋の三大都市圈では今年12月から一部地域で放送が始まります。(都内は東京タワー近隣エリアのみ)その他の地域においても、2006年までに地上デジタル放送が始まり、2011年には現在の放送(アナログ放送)は終了し、テレビ放送はすべてデジタル放送に移行する予定です。

デジタル放送への移行により高画質一応音質な映像となり、データ放送や双方向機能を利用した視聴者参加型の放送など、より多様な放送が可能となります。

また、移動中でも安定した受信ができることから、車や電車、バスなどの移動体向けの放送サービスも検討されております。将来的には携帯端末や携帯電話などでも映像を受信できるようになり、今後テレビに対する考え方が大きく変わっていくことになりそうです。

Sudo’s WATCHING-Vol.9

■バリアフリー住宅ってどうなの?

『バリアフリー』とは「床の段差ゼロ」・「手摺の取付」等の機能を備えた住宅のことですが、最近では『いたれりつくせり』の機能ゆえに、「自立した生活の妨げになる」という考え方も囁かれています。「住宅は快適であるべきだ」と若いうちから何十年も先の「老い」を想定したバリアフリー住宅を建てる事は本当に良いことなのでしょうか?

小さな段差は、幼い子供や高齢者のみならず健全な大人にとってもツマヅキの原因と成ります。しかレはっきりと認識できる高さの段差・階段は足腰を鍛える運動にも成り、動作を行う際に腰掛として利用できるというメリットもあります。

車椅子を利用する方が居れば、段差を無くし廊下の幅員を広くする必要も有るでしょう。現在と将来の自分を考え、必要なものを取り人れることは大切なことですが、ハンディキャップを持たないのに「老い」を考え過ぎて『OVERバリアフリー住宅』を目指すのはいかがなものでしょうか。画一的な設備機能よりも、各々「自分に合ったバリアフリー」がこれからは必要なのではないでしょうか。

Sudo’s WATCHING-Vol.8

■いや~な結露にご注意!

皆さんは民家のような古い建物の中で、窓などから吹き込むスキマ風によって寒い思いをしたことがないでしょうかり実はこのスキマ風、結露防止に非常に効果があるのです。

コンクリート造の建物はもちろんですが、近年は木造住宅でも“高気密・高断熱”を売りとした建物が普及しています。その結果として冷暖房の効率が上がり、外気の影響を受けることなく常に快適な室内環境を得られるようになりました。しかし一方では気密性が向上したことにより、室内で発生する「水蒸気」の逃げ場がなくなり「冷たい窓」や「壁面」で冷やされ「結露」が発生します。

結露には室内側の窓や壁面に生じる「表面結露」と、壁の内部の見えない所で発生する「内部結露」の2種類があります。内部結露は、発生していることになかなか気が付かないので、気づいた時にはひどい状況になっていることが多く、改修工事をする場合、大規模な工事になってしまい、とても厄介です。

寒い冬場とともに、雨が続き湿度の高い梅雨期にも結露は発生しやすくなります。結露が原因の「カビ」や「ダニ」も健康に悪い影響を及ぼすため、結露の防止対策を十分行うとともに、定期的に「結露チェック」を行い、結露を発見した際には、乾いた雑巾で拭き取り部屋の換気を行う等、「早急な対応」を心掛けましょう。

【水蒸気を発生させるもの】
①室内に干した洗濯物
②入浴中、入浴後の浴室
③調理中の台所(火にかけたやかんや鍋)
④石油ストーブやガスストープ、加湿器
⑤室内の水槽、観葉植物
⑥人の呼吸や汗
※灯油ストーブで1リットルの灯油を燃やして暖房すると、約1.1リットルもの水蒸気が発生するそうです。

【内部結露の発生を抑えるためのポイント】
①こまめに換気を行う
②家具等を壁から離して置く
③押入を閉め切ったままにしない
④押入内で布団を壁や床から離す(スノコ等)
⑤給排気口・換気口を家具等でふさがない
⑥石油ストーブや加湿器の利用を控える
⑦屋内の各部屋の温度差を少なくする
⑧除湿機を設置する

Sudo’s WATCHING-Vol.7

■エコロジカル住宅

環境問題や省エネが日常生活レベルで意識されるようになってきています。自動車などはCMで低燃費や低排ガスを強調しているため、その取り組みが一般に知られていますが、最近、建築の分野でも様々な取り組みが行われています。これらは大別すると『省エネ』、『資源の有効利用』、『環境共生』の3つの項目に分けられます。

『省エネ』は2×4住宅をはじめとする高気密・高断熱住宅や太陽光を利用したパッシブソーラーシステム、水車や風車あるいは地熱などを利用した発電などが挙げられます。

『資源の有効利用』とはいわゆるリサイクルです。ペットボトルがフリースに再生されるように、建材の分野でも様々な再生材が開発され商品化されています。また、雨水を貯留しトイレ洗浄や散水などに利用したり、生ゴミをディスポーザーで処理して堆肥として有効活用することも徐々に普及しているようです。

『環境共生』で注目されているのが「ビオトープ」です。これは微地形とも呼ばれ、共同住宅などの敷地内に小池や小川、草むら、木立などを設け、生物が成育しやすいようにした庭のことです。ビオトープを設けると生物が集まるだけではなく、保水や空気清浄、日照調整、温度低下など住環境へのプラス効果がたくさんあります。その他、雨水を地面に浸透させる舗装や屋上庭園など、いずれも建物単体ではなく周辺環境を考えた取り組みです。

事例として、『省エネ』では大阪ガス環境共生実験住宅“NEXT21″、『環境共生』では都営蓮根三丁目台アパートやグローブコート大宮南中野などが挙げられます。さらに、敷地内に緑地が確保できない場合、屋根や壁面を緑化する建物も増えています。新築の場合、このような計画は行政から補助金や割増し融資を受けることができます。墨田区役所では屋上緑化施策の推進を図るため区役所本庁舎にて、メーカー35社の見本を設置しており見学できるそうです。屋上やルーフテラスなどでのガーデニングの参考にもなりますので、興味のある方は見学してみてはいかがでしょうか。

Sudo’s WATCHING-Vol.6

■工事部スタッフから

私が建築工事の仕事に携わっているから特にそう思うのかもしれませんが、最近、テレビや雑誌などで住宅に関する記事が以前より多く取り上げられるようになってきた気がします。私たちの日常生活の基盤となる“衣・食・住”の中で、これまであまり注目されなかったのが意外といえるかもしれません。

個人のライフスタイルが多様化したことに加え、インターネットを始めとする様々な情報媒体を通じて知識が向上していることが、住宅への関心に多大な影響を与えているようです。こうした時代の流れと共に建築そのものにも大きな変化が起きています。食文化やファッション同様に建築にも流行が存在します。また住設機器や建材は常に進化し、建築基準は法改正等により厳しくなってきています。

リフォーム工事を行う際、これら時代の変化が大きなネックになることも少なくありません。建築当初は合法であったものが現行法においては違法であったり、現在では行われていない当初のエ法がリフォームエ事の妨げとなる場合があります。

近年流行しているデザイナーや建築家によるリフオームを除けば、賃貸物件のリフオームはそのほとんどが「復旧」を目標とする傾向にあります。クロス、床材、畳、襖などの内装仕上げは、ほぼ「復|日」という形で施工することが可能ですが、設備に関するエ事は単騎な復旧工事というわけにはいかないケースがたくさんあります。

住む人が決まっている分譲物件や個人住宅と異なり、一般的に賃貸物件ではあまり強い個性を出すのは難しいかもしれません。しかしこれからの賃貸物件のリフォームでは、内装の色昧を変えたり、照明を変えたり、インテリアの雰囲気を変えることが必要になってくると思われます。ありきたりの賃貸物件ではなく、個性的なものが求められています。

単純な「復旧工事」という枠組みに捉われずに、住む人の豊かな生活に向けて、またオーナーの賃貸事業の成功を求めて、よりよいリフォームを提案していくことが私たちの重要な役割だと考えております。

工事部島田 忠史

Sudo’s WATCHING-Vol.5

■新商品~浴室リフォーム「BATH REFRESH」~

今回は浴室リフオームに関する商品「BATH REFRESH」をご紹介いたします。「BATH REFRESH」は浴室全休(床、壁など)を塗装するリフオームです。浴槽から洗面台のカピやサピなどにも対応できます。素材(FRP、ホーロー、ステンレスなど)を問わす対応できます。また特殊仕上げ(ノンスリップ、パール、グラニット)も可能です。

浴室は築後10年で湯アカによる汚れ、キズ、変色などが目立ち始めリフレッシュ適齢期を迎えます。この時期を逃すと、汚れ、傷みの増長はもちろん、悪臭、水漏れ、害虫の発生などの要因となり周囲にも悪影響を及ぼします。早い時期にリフレッシュすればいつまでも美しく衛生的な浴室を保つことができます。

費用的には取替えの1/3から1/5程度で済み、工期も1日~3日ですべて完了します。耐汚染性、耐洗剤性に優れていて光沢と肌触りのよいソフトな仕上がりを保ちます。
現在、都内ホテルの浴室リフオームによく使用されています。

■連絡の取れない入居者

ときどき入居者の友人や会社の人から当社に電話が入ることがある。先日もあった。
「○○さんが一昨日から出社してない。連絡も無いし電話をかけても出ない。心配なので部屋に行きたいのですが…」こういう時に私たちの頭に浮かぶことは、

○電話もできないほど体の具合が悪く部屋で寝込んでいる
○部屋の中で昏睡状態か、または死亡している
○単純に休みの報告を忘れた
○出社拒否症候(会社に行きたくなく、クビになってもいいと思っている)
○借金取りなどで、電話に出られないなどの理由がある
○夜逃げ?失踪?
○何かのトラブルに巻き込まれた

まず契約内容や最近の入金状況を確認する。次にすべての連絡先に電話を入れてみる。それで何も情報が得られなかった場合、保証人や身元引受人に連絡を取り、電話をかけてきた人と一緒に部屋に行ってみる。バツが悪そうな入居者が出てきて「すみません…」。こういうケースの場合、往々にして自分勝手で家賃も遅れがちな人が多い。自分で自分をより不利にしてしまう。「どうして連絡しないのだろう?電話1本で済むのに…」とあらためて不思議に思った。

Sudo’s WATCHING-Vol.4

■SECURITY ~女性の一人暮らしのポイント~

就職や独立、大学入学など、この春から一人暮らしを始められた女性の方も多いと思います。そこで今回は、安心して一人暮らしを楽しむポイントをまとめてご紹介いたします。

1.女性にとって安全な物件の選び方
■夜道の安全度を中心にチェック
・最寄駅と自宅の間に大きな駐車場や神社仏閣、工事現場、公園など人気が少なく、死角になるような場所はないか
・途中で不審な人物に遭遇したとき、逃げ込めるコンビニや深夜営業の店舗があるか
・近くに交番はあるか
・交通量が多く、歩道が狭い箇所はないか
・隣家の壁が接近しているなど、周辺から侵入されやすい場所はないか
・どの部屋に入ったか、外から見られないか
・エントランス周辺や外階段、エレベータ内、ゴミ置場など死角になる人目につきにくい場所はないか

2.安全に暮らすノウハウ
■とにかく鍵は閉める!
・ちょっとそこまで出かける場合でも忘れず鍵をかける
・帰宅後は必ずチェーンをかける
・雨戸が付いている部屋は夜間必ず閉める
・玄関ドアやサッシを二重ロックにする
・カーテンは厚手のもので覗き防止を!
・覗き防止のためカーテンは厚手のものを選ぶ
・バスルームの窓に覗き防止フィルムを貼る
・玄関ドアの郵便受には内側から黒いビニールなどをかけ外から覗かれないようにする

■外から見える部分に女性らしさを出さない
・出窓などに「ぬいぐるみ」などファンシーなものは置かない
・表札やメールボックスにはフルネームを表示しない
・外から見て女性の部屋と分からないようにする(赤やピンクのカーテンは避ける)
・ゴミ捨を工夫する
・ダイレクトメールなど個人情報が記載されたものは、細かく破るか家庭用の小さいシュレッダーを使用する(名前・電話番号・住所が読み取れないようにする)
・回収時間直前にゴミを出す

■郵便物はこまめに取り出す
・郵便物は盗まれないようにこまめに取り出す
・留守にするときは新聞配達を止める
・新聞や郵便物が溜まった郵便受は「留守です」と宣伝しているようなもの

■留守番電話には自分の声を入れない
・留守番電話の応答メッセージは、機械音声か男性の声にする
・ナンバーディスブレイ機能掲載の電話機を使う

■洗濯は昼間に
・洗濯機置場が屋外、もしくはコインランドリー使用の場合、夜間は洗濯しない
・洗濯中は近くにいて目を離さない
・洗濯物は中身が見えない袋で持ち歩く
・洗濯物はできるだけ外から見えないところに干し、夜間は干さない
・女性ものとわかる品はタオルで隠す

■その他
・管理人や近隣の人とコミュニケーションをとり味方になってもらう
・防犯ブザーを携帯する
・セキュリティ機能が付いた玄関キーにする・ピッキングセンサーやサイバーアイなどの防犯グッズを利用する

■テレビのコンセント

先日、契約したお客さまから「テレビが映らないんです。買ったばかりなので故障していないと思うのですが…」と、電話がありました。

早速、訪問して見たところ、なんとアンテナ線が接続されていませんでした。アンテナを接続したら、当然ですが、とてもキレイに映りました。

入居者に原因を知らせると、気恥ずかしそうに恐縮していました。お客さまがひとり暮らしが初めてという入居者でしたので、出張費は請求せずサービスしました。

このことを先輩に報告したところ、「コンセントは差し込んでありますか?」「アンテナは接続してありますか?」「いつ頃から映りが悪くなりましたか?」「テレビはいつ頃買いましたか?」これらを電話があったときに確認していればその場で事は解決したよ。と言われ納得しました。加えて、「設備関係のクレームの場合、まず『何が原因か』を冷静に考えるのが大切。慌てて行動するのはいいことではない」と注意されました。

もしアンテナ不良であれば他の部屋も映りが悪いはず…。自分としては誠意を持って対応したつもりなのですが、今回はかなり無駄をしてしまった気がします。勉強になりました。

Sudo’s WATCHING-Vol.3

■SECURITY

◎位置情報提供・急行サービス ココセコム
昨年暮れ、電車内において1億円の宝石が置き引きされた事件は、ご記憶に新しいことと思います。

犯人逮捕のカギとなったのが、宝石の人ったバッグに忍ばせていた「ココセコム」でした。
「あの子、どこいっちゃったのかしら」
「おばあちゃん、帰り遅いわね…」
「駐車場のクルマ、大丈夫かな…」
最先端のGPS技術と、携帯電話ネットワークを活用する測位システムを融合。24時間365日、小型専用端末を所持した利用者または車両の位置情報を、かつてない高精度で提供します。さらに、要請に応じ全国約900ヵ所の緊急発進基地から、セコムが誇る緊急対処員が出動。あなたの大切なひとを、愛車を見守ります。

さがす・みつける・かけつける、ポケットの中にココセコム

1.大切な人や愛車の所在地を、即座にセコムがお知らせします。
2.24時間・365日、セコムが捜索に出動します。
ココセコムは、そんな人のための、新しいセキュリティのかたちです。
基本料金は月々500円から。いちばん身近なセキュリティです。

セコムだからできる! この性能・この安心・この価格

【高精度】
最良の条件下で5~10mの高精度で位置検索。PHSでは難しい、高速移動中の車両の測位も可能です。
【緊急対処】
24時間365日、全国約900ヵ所の緊急発進基地より高度な訓練を受けたセコムの緊急対処員が急行、探索します。
【低価格】
基本料金は人用で月々500円、車両用で900円から。1回の位置検索にかかる情報提供料も100円から。

■接客応対

先日、ある人が部屋を探しに来社しました。希望地域、予算、間取、家族構成などをお聞きしました。住んでいるところが手狭になって今よりひと部屋多いところに引越ししたいとのこと。いくつかご案内しましたが、どこも気に入らなかったようでした。それどころかそのお客さまは物件の悪いところばかり見ているようでした。いわゆるアラサガシ状態で、本当に部屋を探す気があるのだろうか、引越しする必要があるのだろうかと思いました。いいところもたくさんある物件なのに欠点を探しては得意げに話していました。希望はいろいろあるでしょうが、部屋探しは7割ぐらい満足すればいいのではないのでしょうか。自分で設計して自分で建築しても、100%の満足はないのだから。

他には「家賃を下げたい」という人に部屋を紹介するのもなかなか難しいです。「広すぎる」「貯金したい」「給料が下がった」「子供が独立した」「家賃がもったいない」などの理由で部屋を探している人です。頭ではわかっていても、いざ自分が探している条件の部屋を見せられるととても借りる気になれない。現実として受け止められない。どうしても今住んでいるところと比べてしまう。家賃を下げるということは、今住んでいるところより「不便になる」「部屋が狭くなる」「古くなる」「設備が悪くなる」、またはそれら全部を覚悟しなくてはなりません。当然どの部屋を見ても気に入らない場合が多いです。家賃を下げるという目的を達成するためには、かなり大きな理由と決断が必要なようです。

■The 侵入犯レポート