みなさんこんにちは-Vol.72
今年ももうすぐ暮れ、新しい年に移りゆく時期にさしかかって参りました。夏の暑さが長引き、秋はまだかと思っているうちにあっという間に12月を迎えたように感じています。みなさんが寒さや世間の慌ただしさによって調子を崩したりケガをしたりしないよう、何事も無く年を越せますようお祈り申し上げます。
みなさんこんにちは
今年ももうすぐ暮れ、新しい年に移りゆく時期にさしかかって参りました。夏の暑さが長引き、秋はまだかと思っているうちにあっという間に12月を迎えたように感じています。みなさんが寒さや世間の慌ただしさによって調子を崩したりケガをしたりしないよう、何事も無く年を越せますようお祈り申し上げます。
暑さが日ごとに増してまいりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
前回のSUDO NEWSのコラムでもお伝えしていた「相続登記義務化」が4月から始まっています。相続によって不動産の所有権を取得したと知った日から3年以内の申請が義務づけられ、正当な理由なく申請を怠ると、行政から10万円以下の過料が課されます。しかし、不動産相続には様々な事情から、「遺産分割協議がまとまらない」「相続人同士の関係が複雑で相続登記の申請がすぐに出来ない」等の問題が起きることがあります。そうした時のために「所有権の名義人に変更が発生したこと」と「自身がその相続人であること」を申し出、登記簿に記載する事でひとまず相続登記の義務を履行したものとみなす「相続人申告登記制度」が同じく4月より開始しています。この制度を利用すれば、相続したことを知った日から3年ではなく、遺産分割協議が成立した日から3年が相続登記の期限となります。申請は、相続人が複数人いる場合でもそのうちの一人が全員の申出を代理して手続きすることが可能です。
今回の法改正は、所有者不明の土地問題解決のきっかけになることでしょう。
街路樹も葉を落とし冬の訪れを感じるこの頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
トラック運転手の人手不足が深刻化する「物流2024年問題」への対策として再配達率の半減が急務とされています。自宅以外の場所(コンビニや駅などに設置されている専用ロッカー)に荷物を届けてもらうサービスは定着しつつあるように感じますが、やはり自宅で荷物の受け取りができる宅配ボックスの需要は高まっています。宅配ボックスには様々な種類がありますが、集合住宅では大きさの異なるボックスを組み合わせている型が主流です。また他に郵便受けと一体になっているものや、少しスリムな省スペース型、屋外設置用の防水対応型などがあります。配置スペースが全くない建物には、個別のドア先に取り付ける掛け型や接着型の小型ボックスがおすすめです。共有設備となるため、全世帯分を設置する必要はありませんが、少なすぎると他の入居者が利用できない可能性がありますので、世帯数に対して30%程度が目安とされています。必要個数で迷われているならば、使用状況をみながら増設していく方法もあります。多様化する荷物の受け取り方、何かお困りでしたら当社までご相談ください。
湿度の高い時期が年々長くなっているように感じますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
従来の日本家屋は通気性の良い造りでしたが、現在は外気温に影響されにくい住宅が主流です。高い断熱性は結露を抑えますが、気密性が高くなることで湿気が溜まりやすくなるため、効率的な換気が求められます。換気が十分でないと、カビなどが発生する被害だけでなく、やがて木材・鉄骨などの建築資材をもむしばみ、結果として建物の老朽化を加速させてしまいます。湿気を滞留させないためには「24時間換気システム」の設置が効果的です。その名の通り、機械を用いて24時間、居室空間の空気を入れ替える設備で、2003年に改正された建築基準法により、同年7月以降に着工する全ての新築住宅には設置することが義務付けられています。義務付けられた背景には、シックハウス症候群の予防と対策が挙げられますが、換気は健康だけでなく建物の耐久性を守ることにも繋がっています。改正前に建築された建物には備わっていないこともありますが、後から設置することは可能です。私たちはオーナー様のあらゆるお悩みにお応えするため、物件ごとの改善策を提案して参ります。
冬晴れが心地良い師走の候、皆様いかがお過ごしでしょうか。
「賃貸住宅の管理業務等の適正化に関する法律」(以下、賃貸住宅管理業法) が改正され、賃貸住宅管理業者と特定転貸事業者(以下、サブリース業者)についてのルールが定められました。これまで賃貸住宅管理業の登録は任意だったため、結果、玉石混交さまざまな企業や個人が管理業を営んでいたのが現状です。そこで賃貸住宅管理業法では、新たに賃貸住宅管理業の登録制度を設け、200戸以上の物件を管理する管理業者に国土交通大臣への登録を義務づけることとなりました。マスターリース契約についても、不当な勧誘や誇大広告の禁止、また契約締結前の重要事項説明をサブリース業者に義務づけました。この「重要事項」とは、借上賃料が将来減額されるおそれがあることや、契約期間中でもサブリース業者側から途中解約できてしまうこと、その一方で賃貸オーナー側からの解約は非常に難しいこと、などが挙げられます。当社は賃貸住宅管理業者として、マスターリース契約にはどのようなリスクがあるのか、今後もしっかりお伝えしていきます。
紫陽花の花も色づき始める頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
デジタル改革関連法が施行され、不動産取引における「電子契約」が本格化します。そもそも電子契約とは、紙の契約書ではなく電磁的記録(電子データ)によって契約書を取り交わすことを意味します。電子署名を施した電子契約書は、誰が作成したのか証明することが可能となり、改ざんされていないことも確認できます。コロナ禍での契約手続きの非対面化を目的として導入する企業は増えていますが、不動産売買契約書や重要事項説明書は、宅地建物取引士の押印や書面(紙)による交付が義務づけられていた為、昔と変わらぬやり方を続けざるを得ませんでした。今回の法改正で認められた押印義務と書面化義務の原則廃止は、より迅速な契約締結が可能となりますので不動産取引においても漸次普及していくと思われます。しかし、インターネットに不慣れな方も多くおられるでしょう。今後、様々な分野において電子契約が主流になるとされていますが、全ての契約がすぐに移行されるわけではありません。当社ではオーナー様にとって最適な契約方法を提案してまいります。
澄み渡る夜空の星が綺麗な季節になりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
外出自粛を強いられた昨年から、心の安定や癒しを求め、ペットを飼う方が増えています。2020年の全国犬猫飼育実態調査では、新規飼育頭数の増加率は犬猫ともに前年比14%を上回る結果となり、ペット関連の市場規模は今後も拡大すると予測されています。しかし、ペット可賃貸の物件数は少なく、比較的多い東京都でも、賃貸物件約12万件のうち、ペット可の物件は全体の15%ほどです。そのため、ペット可物件の需要は高く、空室対策としての効果が高いといえます。これまで管理上難点とされていた臭い・傷・汚れ等は、消臭・脱臭機能のある壁紙や、丈夫で傷の付きにくい床材を使用することにより大きく改善されますが、課題として鳴き声やアレルギーなどのトラブルが挙げられます。ペットを禁止していた物件をペット可へ変更する際には、既存入居者への事前アンケートや、ペットの躾に対するルール作りを慎重に行うことが重要です。
人口減少や空き家の増加など、賃貸市場は厳しい状況が続いてゆくかもしれませんが、アフターコロナにおける新しいニーズをいち早く読み取り、ご提案させていただきたいと思います。
青田をわたる風もさわやかな頃となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今年で東日本大震災から丸10年、熊本地震から丸5年を迎えました。まだ完全ではありませんが、被災地は少しずつ日常を取り戻しつつあります。当社でも当時の経験を教訓に、様々な非常用備品を用意していますが、この機会に再度見直しを行っている状況です。近年発生している自然災害は、地震だけでなく豪雨被害もニュースで目にする事が多くなりました。不動産業界では2020年8月より、取引時に宅地建物取引士が行う重要事項説明において、水害ハザードマップについての説明が義務化され、相手方に対し各市町村が作成するハザードマップを提示し、対象物件の位置を情報提供することとされています。自治体ごとに作成の有無はありますが、皆様におかれましても現在お住まい頂いているエリアのハザードマップに一度目を通してみては如何でしょうか。災害時の参考になるかもしれません。非常用備品だけでは災害は乗り切れません。過去の悲惨な災害を風化させることのないよう何事も備えあれば憂いなしです。
ポインセチアの深紅がひときわ目を引く今日この頃、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
賃貸住宅において、部屋の設備は入居を決める重要な条件のひとつです。近年、全国賃貸住宅新聞が発表している入居者に人気の設備ランキングでは「インターネット無料」の第1位が続いています。インターネット接続はパソコンのみならず、スマートフォンやゲーム機、タブレット端末などの普及によって世代を問わず生活に不可欠で、Wi-Fi環境を整える方が通信コスト的には有利です。そのため、今後もインターネット無料へのニーズは続いてゆくと考えられます。導入の目的は入居率の確保で、複数の候補物件からインターネット無料の有無が決め手となることもあり、特に学生や若年層は必須設備として選んでいる傾向が強いです。これは、個人で契約した場合に必要な月々の負担(5,000円前後)がないため、家賃や共益費が若干高くても入居者にとっては割安に感じます。もちろん既存入居者にとっても固定費の軽減となりますので、一定の退去抑制効果が期待できますが、コストもかかります。当社では導入プランなどをきちんと見極め、最適な提案をしてゆきたいと考えております。
空模様が気になる季節ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。熱中症予防が叫ばれる昨今、夏を前にしてエアコンを使用するご家庭が増え、これを追いかけるように7月半ばから8月にかけて修理・交換のピークが訪れます。室内機からの水漏れ・出てくる風が臭う・冷風にならない・電源を入れても稼働しないなどの症状には原因があり、修理が可能です。例えば、室内機から水漏れする・風が臭う場合はクリーニングを、冷風にならない・稼働しない場合は部品の交換やガスの補充を行います。使いたいときに使えない!ということは、賃貸物件にとって大きなクレームに発展する場合があります。これを防ぐには、入替時に点検・交換・クリーニングを行うことが重要です。入替工事であれば、入居者様をお待たせすることはありません。目安として、設置から10年を経過している場合は、部品供給が終了していることも多いため、交換をおすすめしております。10年未満であればクリーニングをするだけで故障が減り、より長くお使い頂けます。私たちは先立っての点検・修理・交換のご提案で住まいの環境を保てるように努めてまいります。