みなさんこんにちは
みなさんこんにちは。2006年秋の「SUDO NEWS Vol.22」です。
季節の移り変わり、特に寒さに向かうこの時期は寂しくもありますが、何か新鮮な気持ちになります。毎年この時期は情緒的なことを思い、四季のある日本のすばらしさを実感しています。そんな日本ですが、一年を通して寒暖の差があり、特に夏は高温多湿になるため欧米に比べエアコン普及率(最低一台を所有している世帯が全世帯に占める割合)が高いようです。
1965年に一台で冷房と暖房が使用できるエアコンが登場しました。当時3%程度だったエアコン普及率が現在は、全国平均でも90%以上で今や一家に1台どころか、ひと部屋1台が常識となりつつあります。普及率第1位は大阪で最下位が北海道、また、都会が高く地方が低い傾向が見えます。但し、北海道や青森、岩手など、北日本(寒冷地)の普及率が低い理由は、夏場クーラーの必要がないことや、他の暖房器具(石油ファンヒーターなど)を使用しているためと思われます。
他の耐久消費財を見た場合、TOTOの調べによると、ウォシュレットの普及率1位は富山の71%、2位石川、3位三重、4位滋賀、5位新潟で、最低は沖縄の18%、全国平均は59%。持ち家率も富山がいちばん高い(約8割)ということにも関係があるのでしょう。いちばん暖かい地域が最低なのは理解できますが、寒い地域程普及率が高そうな洗浄器付暖房便座、他のメーカーを含めた場合での普及率も同様の結果がでています。東北地方や北海道も上位に顔を出してもよさそうなのですが。
ところで、春から作りはじめた新しい「会社案内」がようやく完成します。従来のものは会社が現在の場所に移転した7年前に作成したもので、取引銀行の統合や免許番号、実績、社歴が変わったため、新規作成に至りました。7年前と比べ、賃貸事業部を軸とした須藤建設の業務内容に変化はありませんが、不動産部、工事部、設計部の他に、5年前メンテナンス部を設けるなど、社内体制が多少変わりました。コンピュータ、インターネット、ITの時代と言われる今、ホームページがあるのが当然のことですが、どこの会社もパンフレットやリーフレット、SUDO NEWSのように、しばらくは紙媒体も平行して使われていくとことと思われます。インターネットの各サイトも新たなサービスを打ち出し、顧客の囲い込みと確保に乗り出しています。そんな中、ヤフーが独自に募集物件の登録を行うようになり、これらも充分に検討し、募集物件ができるだけたくさんの人の目に触れるよう、また、費用対効果が期待できるサイトに掲載していく予定です。これを機にホームページも近日中に一新しますので、完成の際には是非ご覧ください。 HP製作会社の方、当社の担当社員、ただいま奮闘しております。
2006年10月30日 | みなさんこんにちは | ページ先頭へ
夏本番です。今年は冬、春、夏、どの季節をとっても、やや天候不順のようです。1年に4回発行しているSUDO NEWSは今回で21号になりますが、おかげさまで須藤建設も今年で25期目、四半世紀を迎えました。25年の間には当社にも多少の波がありました。十数年前には「バブル経済」と「バブルの崩壊」を経験しましたが、当社は賃貸管理を主たる業務としているため大きな影響を受けずに済みました。現在景気が上昇中ということですが、今後の予想について専門家の話に耳を傾けてみても、意見が分かれており、あまり参考にならないような気がします。いつの時代も前向きな姿勢とモチベーションが大切ということでしょうか。いずれにしても会社の経営状況を景気のせいにしたくはありません。お客さまとのコミュニケーション、お客さまのご理解ご協力、及び社員の努力の結果だと考えたいものです。
さて、平成18年4月24日より賃貸借契約時の重要事項説明書に、昨今問題となっておりました「アスベスト調査」及び「耐震診断」に関する情報の提供が付け加えられました。アスベストについてはすべての建物、耐震診断については昭和56年5月31日以前に新築された建物が対象となります。これは所有者または貸主に対し、アスベスト調査及び耐震診断を義務付けるものではなく、「仲介業者は、調査及び診断を行ったかどうかを契約時に説明しなさい」というものです。従って行っていなければ「行っていない」と説明すればよいのです。行っている場合、「いつ」「誰が」「どこをどういう調査をして」「どういう結果であったか」を説明し、さらに、調査または診断書のコピーを添付するのが望ましいとされています。
今のところ特に説明義務違反に対するペナルティが定かではありませんが、将来的には厳しい罰則や処分も予想され、また、所有者または貸主に対し、アスベスト調査及び耐震診断が義務付けられる可能性もあります。今後の動向によってはアスベスト調査及び耐震診断を行っているかどうかで建物への入居率が変わることでしょう。当社としては、今後の動きを見ながら対応して行きたいと考えておりますが、状況によっては貸主様へ「アスベスト調査」及び「耐震診断」をご提案させていただく方向になると思います。調査診断費用がかかりますが、競争力を落とさず、入居率アップを図り、効率の良い賃貸経営を考えてのご提案ですので、その際は是非ご理解ご協力をお願い申し上げます。
何か問題が生じるたび業法が改正され、重要事項説明書もそれらをカバーするような内容にするよう指導されます。責任回避を優先する重要事項説明は内容だけが膨らみ、ユーザーが分かりにくいようでは意味がありません。それどころか中途半端な説明では返ってユーザーの不安を招いてしまいます。重要事項説明の最大の目的はトラブル防止にあります。単にマニュアルどおりに行うだけでは、義務的な業務になり過ぎ、本当に必要な説明やサービスをおろそかにしてしまいます。指導や業法を守るのは当然ですが、より分かりやすく、誤解を招かないよう対応していきたいと考えております。
2006年7月29日 | みなさんこんにちは | ページ先頭へ
SUDO NEWS 第20号、おかげさまで初刊発行から5年が経ちました。ゴールデンウィーク中なのでバケーションの方も多いでしょうがみなさんいかがお過ごしですか。私たち管理会社は問合せやクレーム対応のため、連休中も交代制で勤務しますのでゴールデンというわけにはいかず、言わばブロンズウィークというところでしょうか。
毎年、新緑のこの季節は春の引越オンシーズンが過ぎて一段落、少しの安堵感と充実感とがあります。これから2~3ケ月間、賃貸業界は比較的落ち着きをみせる時期ですが安心してばかりはいられません。オンシーズンに成約に至らなかった部屋の反響状況を再確認し、成約に至らなかった原因を究明し、早期成約に向けて対策を講じなければならないからです。
半年ほど前から株価やゴルフ場会員権がやや値上がりを見せています。不動産価格も上昇傾向にあり、事業用物件の賃料も上昇しているところもあるようですが、住居賃料への影響はしばらく後になるでしょう。今年のオンシーズンは例年に比べ引越する人がやや少なかったようで、ユーザー(探している人)を中心に営業している賃貸会社には物足りなさがあったことでしょう。賃料が横ばい、または下降傾向にある場合、人替が少ないということは、空期間が少なく、修繕費も掛からないためオーナーや管理会社にとってよいことと思いますが、賃料が上昇傾向にある場合はその限りではありません。
「引越」は出費が嵩み、肉体的にも精神的にもエネルギーを使います。金銭面では契約金の他に、引越代、カーテンなどのファブリック代も掛かり、各種変更手続もしなければなりません。知人へのお知らせも必要です。さらに、環境に慣れ親しむまでの気遣いがあります。
本紙2頁の「最近の賃貸事情」でも触れておりますが、「引越をする理由」は仕事や学校の関係、現在の住まいに不満がある、気分転換、などいろいろあります。いずれの場合も新しい土地での生活には「夢」と「希望」があります。少しでもそのお手伝いができるよう、また、入居者の方が「安心して快適な生活」を送るために、生活の基盤である建物を維持管理してゆきたいと考えております。
2006年4月29日 | みなさんこんにちは | ページ先頭へ
平成18年、2006年戌年も早ひと月が過ぎました。まもなくトリノ冬季オリンピック、6月にはドイツでサッカーのワールドカップが開催されます。日本選手の活躍に期待します。
昨年の12月に入り気温が急に下がりました。ところで、みなさんは寒さを凌ぐために何か特別なことをしていらっしゃいますか。昨年夏のクールビズ、当社は特に対応しませんでした。確かに合理的なところもありますが、長年してきたネクタイを外す事は、気分が締まらなく、仕事モードになりません。また、外出から帰ってきた社員と、終日社内で仕事をしている社員との「体感温度差」があり、どちらに室温を合わせるか迷うところです。エコ対策と地球温暖化防止のため、私たちもこれらに「慣れる」ことが必要なのでしょう。そして今年の冬はウォームビズ、これは温かい肌着を身につける、ベストやセーターを着る等、個々に対応できると思います。「暑さ」を凌ぐのは難しいですが、「寒さ」は着るものと行動でかなり防ぐことができます。
夏のクールビズも冬のウォームビズも、四季がある日本ならではのものです。エアコンは春と秋は使用頻度が少なく、当然電気の消費量も少なくなります。また、夏と冬に「エアコンの温度を控えめに設定する」ということは酷使しないわけですから、故障が減り、修理や交換も減ることになります。設備のクレームが減るということはオーナーにとっては効率のいい賃貸経営に、当社にとっては合理的な管理業務にプラスになります。
以下は最近の協会ニュースです。参考になさってください。
1.消費者に誤解を与えないために「物件名称」に関する業界自主ルールを公正取引委員会が承認した。「マンションの名称に公園や庭園、旧跡名を付けるのは、300メートルの範囲内に限る」など。
2.昨年問題になった「耐震診断の有無」や「耐震診断に基づく耐震性能」を今年から重要事項の中に追加施行する方針を国土交通省が打ち出した。
3.内閣府は地震の「揺れやすさマップ」を作成した。
4.環境省はアスベスト(石綿)対策の一環として、面積に拘らず「全ての建築物の解体作業を届出の対象とする」と、大気汚染防止法の関係政令を改正した。
昨年の秋の契約本数は9月が多く10月11月は少なく、例年とやや異なった結果になりました。最近は引越する人の動きが読みづらくなっており、加えて昨年からの構造計算問題の影響によるマンション購入希望者の動向が今後の賃貸業界に影響を与えると思われます。
現在、引越オンシーズンに入りました。全ての管理物件、全てのお客さまに対する対応、今年も各部署、各社員、温度差の少ない業務を目指して行きたいと思います。
2006年2月2日 | みなさんこんにちは | ページ先頭へ
みなさんこんにちは。9月から始まる「秋」、天文学では秋分から冬至までを「秋」と言うそうです。そして11月霜月、屋外ではじっとしていると寒く、走ると暑く、ほどよく歩いているとちょうどいい、そんな季節が「秋」。だんだん寒くなって行くこの時期は美味しい食べ物がたくさん採れるので、ついつい食べ過ぎてしまう方も多いことでしょう。食欲が減退し痩せる暑い夏が過ぎ、寒い冬に入る前は、動物だけでなく人間にとってもエネルギーを蓄える時期なのでしょうか。
5・6月同様にこの時期も比較的移動の少ないシーズンです。その理由は4月と10月に学校や会社の新年度が始まるため、2・3・4月と9・10月が必然的に移動のシーズンとなり、その後は落ち着きを見せるからです。「空き」という言葉は私たちの業務上では避けたい言葉、しかし「秋」は収穫の季節、実りある「秋」にしたいものです。
8月に路線価が発表され土地のニ極化現象が顕著に現れました。また、9月には東京の地価が15年ぶりに上昇したと報道されました。地価に限らず一部では、景気が踊り場状態から抜け出したとの見方がされていますが、不動産、建築業界ではまだあまり実感がありません。その理由は前々号でお話したように、私たちの生活の中で、景気の「住」への影響は最後になるからでしょう。
話は変わりますが、先日あるオーナーから、「SUDO NEWS、毎回楽しみにしているよ」と嬉しいお言葉をいただきました。「ほのぼのとしていていい」とも言われました。こういう評価を受けると、続けてきた甲斐があり、これからもがんばって作っていこうというエネルギーが沸いてきます。NEWS企画当初は、専門家に取材や編集を一任して、立派でカッコイイものを作ろうかと考えました。しかし、「白分たちで作れば本当の現場の声をお届けすることが出来る」「よりオーナーとのコミュニケーションが取れる」という意見が多く、「洗練されすぎないほうがいいのでは」という結論に達し、社員だけで製作することにしたわけです。NEWS作りの一連の作業は私たちスタッフの勉強にもなります。情報の取得、文章作り、社員同士のコミュニケーションなどメリットもたくさんあり、日常業務に関連した様々な情報や時事にも目が行くようになりました。このメリットを最大限に生かすため、これからは一部持ち回りで、スタッフを変えていこうと考えています。
スタッフは全員素人ですので言葉遣いや製作の流れもわからず、文章、構成、編集はとてもプロに及ばないことは認識しておりますが、これからも全国紙や一流紙、業界紙には載っていないような記事や内容、現場での出来事、業界の情報を沢山お知らせして、少しでもオーナーの皆様のお役に立てるよう努力してゆきたいと考えております。
2005年10月29日 | みなさんこんにちは | ページ先頭へ
みなさんこんにちは。梅雨が明け夏本番ですが、今年は比較的空梅雨でした。一般的に梅雨は嫌われますが、雨が降って良いこともあると思います。「相合傘ができる」「思う存分に部屋の掃除や片付けができる」「撮り溜めしてあったビデオが見られる」「ほこり被った草花がきれいになる」「仕事で疲れたお父さんが家でゆっくりくつろげる」などなど…そして「もし日本が一年中夏だったらどうだろう」とヘンなことを考えてしまうことがあります。やはり春夏秋冬があるからこそ夏もまた魅力ある季節になるのでしょう。
毎年オンシーズン後の5月と6月は賃貸状況の動きが悪く、7月後半から秋に向かって少しずつ動き出します。今年もこの傾向は変わらないようです。
今年の春は、私どもに関係のある法改正や施行が多く、1)個人情報保護法全面施行 2)新・不動産登記法施行 3)民事訴訟手続・執行関連(不動産競売)の改正 4)ペイオフ解禁 5)民法改正(保証契約など) 6)恒例の不動産税制改正などがありました。民法改正を受けて、読みにくかった民法は近いうちに「口語体」に改められるそうです。
ところで、先日ある建築協会のアンケート調査の結果が届きました。内容は、その会社の評価は営業担当者によって決まるということでした。知人に紹介したいのはその会仕よりも営業担当者だそうです。そして営業担当者に満足する理由として挙げられるのは、1.人柄・営業態度 2.知識 3.的確なアドバイス。会社=人ということでしょうか。また、この3つがバランスよく保たれていなければならないと思います。いくら知識があっても強引過ぎる、消極的過ぎるのはお客様が引いてしまいますし、人柄と態度が良くても知識に乏しく、的確なアドバイスができないと信用は得られません。
当社では、賃貸事業部、メンテナンス部、工事部、設計部、不動産部が連携して日々業務をこなしています。所属するセクションによって必要な知識が異なりますが、他のセクションの知識も必要です。建築基準法、国土法、都心計画法、民法、税法に加えて、賃貸事業部においては、業界全体の把握、経済の予想、価値観の変化、人気の建物、人気の設備、プランニング、などマニュアル以外の知識を持ち、賃貸経営に関するトータル的なアドバイスができることでお客さまの信用を得られると思います。継続的な業務である賃貸管理においては、常に新鮮な情報を取り入れ柔軟性のある長期的な計画が重要です。「あの人に任せておけば安心だ」と思われるよう、日々努力精進して行きたいと考えております。
2005年7月29日 | みなさんこんにちは | ページ先頭へ
梅と椿が寒さとともに通り過ぎ、引越シーズンが終わり、桜前線も東北地方を北上中、東京は新緑の季節になりました。
以前SUDO NEWSで、2003年から賃貸業界の動きが悪くなっているとお話ししましたが、特に都心や城南地区では、再開発や建替、高層化により供給過剰のため競争が激化しています。
当社の今年1月から4月までのオンシーズン契約本数は過去8年間のほぼ平均値でしたが、取扱契約金額は例年をやや下回りました。その要因は家賃が下がり、且つ敷金礼金が少なくなったためです。一部では景気が回復してきたという意見もあるようですが、賃貸住宅業界は「景気の影響」が最後になるため、賃料はまだ上昇傾向にはありません。バブルが崩壊した時にも、最初に土地や建物の売買価格に影響(影響というより大打撃)が出て、次に事業用の賃貸物件、最後に賃貸住宅の家賃に影響が出ました。売買価格は一日毎に驚くほど価格が下がり、ピーク時の5分の1、中には10分の1にまで下がったものもあります。賃貸住宅の家賃は東京都内で平均25%下落しバブル以前の賃料に戻りました。当時「そば屋も3割ほど売上が減った」という話を何度か直接耳にしました。景気が良<なる場合でも悪くなる場合でも、まず株や会員権、財テク関係、次に広告関係、趣味関係、次に「衣」「食」「住」関係に影響があり、その中の「住」への影響が最後です。「衣」「食」に対する節約は即実行できますが、収入が減ってもすぐに低い家賃のところ(今より古いところ、不便なところ、狭いところなど)へ引越することはできないからでしょう。仮に、即引越をしたとしても「契約金」や「引越代」がかかるため、少しくらいの賃料ダウンでは出費の元を取るために長期間を要し、かなりの労力も必要です。住宅の節約は簡単にはできないということです。
お金がかかるので簡単には引越できない。しかし最近の募集条件の傾向として、敷金や礼金など、引越するときの「契約金」が減る傾向にあります。借り手市場になったという見方もありますが、引越がし易くなったということは、賃貸業界の活発化にもつながります。「契約金を下げてその分を賃料に加味する」「設備や家具を付けて賃料をアップする」これらの方法は引越を容易にし、且つ募集競争を活発にし、さらには業界を活性化することでしょう。
2005年4月29日 | みなさんこんにちは | ページ先頭へ
酉年が始まり早1ヶ月が過ぎ、やっとためらわずに「平成17年」と書けるようになりました。昨年は全般的に賃貸業界の動きが鈍く、特に夏場と11月が極端に悪かったようです。当社で特に管理物件の多い目黒区、世田谷区など城南地区では25万円以上の賃料、いわゆる高額物件の供給が非常に多く、需要が追いつかず年内に成約に至らなかった物件もいくつかありました。SUDO NEWSで何度も触れましたが、例外なくどの地域でも供給過剰により今後ますます賃貸業界の競争が激しくなることが予想されます。
成約に至らない理由は物件によって異なりますが、そのいくつかを挙げてみると「家賃が割高」「敷金や礼金などの諸条件」「中途半端なリフォーム」「諸設備が古くて不十分」「築年数が経っている」「共用部分が汚れている」「立地条件に合わないプラン」「入居条件が厳しすぎる」「供給過剰」など。他に、募集方法に問題がある場合も考えられますが、『問合せも案内も多いが決まらない』『問合せ案内自体がない』、この場合でも決まらない原因が異なります。前者の場合、「募集条件」ではなく「募集物件の状態」に問題があり、後者の場合、募集条件に問題があるケースが多いのです。
一般的なことですが、成約させるための対応策は「募集条件を緩和する」か「それ以外」かの二通りに分かれます。それ以外とは「物件のグレードアップ(内装や設備を良くし共用部分をきれいにする)」「入居条件を緩和する(ペット可や楽器可など)」。募集条件を緩和することが最も簡単で即効果がでますが、これはオーナーの収入を滅らすため慎重に考えたいところです。物件のさまざまな特徴の中で、「立地条件」以外はすべて変更可能ですので、成約に至らない原因を追究し対応することが望ましいと思います。
これから引越のシーズン、必然的に業務が多くなり、この時期には通常の2~3倍の契約があります。また真冬のこの時期は暖房機や給湯器の稼働率が最も高<なるため、設備の故障やクレームも増え、その対応も多い時期でもあります。転居される人も転入される人も多<、探す側としては僅かな申込みタイミングのズレで住める物件が左右されます。貸す側としては申込人の内容を素早く厳しくチェックし結論を出す作業が必要になります。
鳥のように「Like a bird」には「楽々と」「悠々と」などの意昧がありますが、オーナーの皆様にはそのような気持ちで安心して賃貸経営ができますよう、私たちは今年も誠心誠意をモットーに管理業務を行っていきたいと考えております。
2005年2月2日 | みなさんこんにちは | ページ先頭へ
みなさんこんにちは。今年は空梅雨、夏の猛暑、台風襲来、10月の長雨、激しい季節の移り変わりでした。そしていまは秋、暑い夏が終わり寒い冬までの間の、気候の良い季節。木の実が生り、台風が来る9月10月11月の3か月。忍び寄る秋の気配、秋が深まる、秋たけなわ、実りの秋、秋の夜長など、秋がつく熟語、秋を説明する言葉はとても多いです。また、食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋、芸術の秋などといいますが、気候が良いから身体も心も健康で何をしても適しているということになります。
今年の9月に賃貸事業部の編成替えを行い、従来の6課体制を3部体制にしました。各部、各社員に競争意識を持たせ、また、業務の効率化により個人、賃貸事業部、会社全体のレベルアップを図り、さらに社員それぞれの個性を活かしつつ、細かい業務マニュアルも作成しました。2ヶ月が経過しある程度成果がでてきています。わたしたちの仕事はきめ細かな対応とチームワークが大切です。指示系統が明確になったことにより社内が活発化し、空室が減少しています。何より良かったことは各担当の目的意識がハッキリして、全員が一丸となって目標を達成しようとしています。また、フットワークもよくなり、管理業務が効率よく出来るようになりました。
前号でも触れましたが、2003年初頭から今年の夏までのここ1年半強、賃貸業界の動きがとても鈍かったです。要因はいろいろ考えられますが、いずれにしても結果として需要と供給のバランスが崩れているのでしよう。例年は8月からすこし動きが出てくるのですが今年は猛暑の影響もあってか8月は引越する人が少なかったようです。景気の問題もあるのでしょうが、旅行などバカンスに出費した人が多いのも要因と考えられます。しかしこの秋からすこしずつ引越が活発になり、空室が減少しました。
募集に関しての戦略を考える際、広告は何が有効か、ユーザーは何を求めているかを知ることがとても重要です。無職の人やフリーターが増えているようですが、20代30代の人の人生観や物事の価値観が変わりつつあるのでしょう。良い意味でも悪い意味でもシビア且つドライになっているようですので、それを踏まえた対応が必要になります。
賃貸事業部の体制が変わったことにより、オーナーさまにとって当社の担当が変更になった物件もありますが、出来るだけ皆様にご不便をおかけしないよう今後ともしっかり対応していきたいと考えております。
2004年10月28日 | みなさんこんにちは | ページ先頭へ
みなさんこんにちは。ビール、スイカ、花火、かき氷、夏真っ盛りです。SUDO NEWSがカラーになって今回で3号目、少しは見やすくなりましたでしょうか。
まもなく4年に一度のオリンピックがアテネで始まります。メダルをたくさんとれるよう、期待したいものです。
さて、毎年5月~7月は引越される人が少ない時期ですが、例年に比べ今年は特に顕著に表れました。一昨年は比較的空室が少なかったのですが、昨年から徐々に空室が増えてきました。地域によって差はありますが新築賃貸マンションの供給と分譲マンション売れ残りの賃貸化の影響により、需要と供給のバランスが崩れたのが大きな要因でしょう。賃貸派が増えているにもかかわらず、広告関係者の話では賃貸物件のインターネット登録も過去最高になったようです。しかし8月から秋にかけては第2のオンシーズン。長期空室を中心に成約に向けて最大限努力したいと思います。
インターネットが普及している中、ユーザーは写真や文字だけでなく、住みたい地域の詳しい情報も求めています。そこで、サイトを運営する側も物件情報だけではなく、終電時間やショッピング、公共施設などの情報を提供するようになりました。しかしインターネットの便利さの反面、多すぎる情報に戸惑っているユーザーも少なくないようで、最近では実際に住みたい地域の不動産会社を訪ね歩く人も増えているようです。このアナログ的な方法は、インターネットや本に登録されていない物件情報を入手でき、一番大切な「環境」を知ることができます。FAX、メール、電話だけでは真剣さは伝わりにくいですが、探しているお客様とお会いし、直接お話を伺ったほうがどんなものを求めているのかがはっきりします。
情報を提供する側「ユーザー中心の会社」「オーナー中心の会社」、それぞれが自分のことだけを考えるのではなく、よりコミュニケーションを持ち、グローバルで長期的な視点で、お互い協力し合って賃貸業界を盛り上げていかなくてはなりません。良い意味での競争は必要だと思いますが、手数料の値引きや安易な条件変更など、一時凌ぎの対策は長期的に見て、わたしたちとオーナーのためにはならないと思います。
インターネット普及のメリットは、情報を「いつでもどこでも気軽に」入手できること。デメリットは、情報が多すぎて混乱し、また情報収集を重視するあまり、自分でも何を求めているのかがわからなくなってしまうこと。インターネットも過渡期を迎えています。「どう提供するか」「どう利用するか」が今後のカギになります。ユーザーに対し私たちの一番の役割は情報提供ですが、「誠心誠意対応し、アドバイスし、提案し、意思決定の手助けをする」ことが大切なことと考えております。
2004年8月3日 | みなさんこんにちは | ページ先頭へ