最近の賃貸事情-Vol.1 市場と最近の動向

今は「建てれば借りる人はいるはず」というのは通用しません。どの地域においても最近の傾向として重要なのは、企画の段階でターゲットを絞込み、あらかじめ入居する人を想定したプランニング(間取りや設備・仕様など)です。将来的にも競争力が落ちないよう外観も個性的にしたほうがいいでしょう。それに近年の少子化傾向により、間取りについては部屋数が減っています。

設備としてはオートロック、冷暖房、追焚きはもちろんですが、インターネット等の通信設備も重要です。また、最近は防犯面に関心がある人が多いため、セキュリティ機器なども非常に注目されています。

内装の仕上げに関しては、将来的にリフォームを効率よく行うための工夫が必要です。そのためにも床はフローリングがいいでしょう。

●最近の住宅設備と機能の人気ランキング
2001年 春・大学生
①エアコン
②バストイレ別々
③ガスコンロ(電気コンロはダメ)
④収納スペース(180cm程度)
⑤室内洗濯機置場
⑥冷蔵庫
⑦バルコニー
⑧追焚き
⑨オートロック
⑩マルチメディア対応回線
⑥ロフト
⑩出窓
⑩CATV
⑩衛星放送
⑩洗浄器付トイレ
⑩有線放送
⑩ハンドシャワー付洗面化粧台
※他には、床フローリング・セキュリティシステム・自転車や原付バイク置場・洗濯機・乾燥機・24H緊急サービス・防犯カメラ・防犯性の玄関キー・駐車場・管理人常駐などに関心がある。

●いま、学生や単身者に人気のある物件とは…
家賃は8万円未満の駅に近い、マンションで、1Kタイプ、床はフローリング、コンビニ・スーパー・レンタルビデオ店が近くにあり、設備としてエアコン・ガスコンロ・収納があり、バストイレ別々で室内に洗濯機置場がある物件。