コラム-Vol.4 旅の宿 あれこれ

アウトドアシーズン到来。ハイキング、ピクニック、イチゴ狩りなど、屋外で食事したくなる季節です。これらは大概日帰りですが、キャンプとなれば何日かテントに泊まることになるでしょう。そういうアウトドア以外、みなさん温泉地などではどんなところに泊まりますか?旅館、民宿、ホテル、それともベンションでしょうか。

一般的には、目的によって泊まるところが違うと思います。「旅」というと予約もせずに行き当たりばったりで、民宿や旅館に泊まる。時には民家、いや野宿まであるでしょう。「旅行」は必ずホテルか旅館を予約しておく。もちろんメンバーによっても泊まるところは自ずと違ってくるでしょう。

予算も「寝床」に大きく影響します。料金でみると、野宿やキャンプは別として、民宿りペンション→旅館→ホテルの順に高くなっていく、こう思っているのは拙者だけではないはずです。この考えが正しいかどうかは別として、今回は寝所の「呼び名の違い」に拘ってみました。

拙者が今年気づいた「民宿」と「旅館」の違い…「旅館」にあって「民宿」になかったものを挙げてみます。

浴衣、歯ブラシ、タオル、ドライヤー、お茶飲みセット(ポット・急須・茶碗・お菓子)。椅子とテーブル。床の間。他、フトンを敷いてくれない。女将さんが着物を着ていない。食事の際、それぞれの料理が別々の器でなく一緒盛り。箸置きと箸がテーブルに置いてない(食堂のように、いっぱい刺さっている「割箸入れ」から取り出す)。

以下は辞典から

民宿…農家などが副業的に行う宿泊施設。旅館…営業として旅行者を泊める施設(旅先で泊まる家)。
ホテル…西洋風の設備・様式を整えた宿泊設備。食事は宿泊料とは別。日本風の旅館の名称としても用いられる。
ペンション…民宿風の小ホテル。
ユースホステル…青少年の旅行者のための、手軽で健全な宿泊施設。会員制を原則とする。一定の規律が要求され、禁酒・禁煙で、掃除も各自で行うのが建前。
国民宿舎…地方公共団体がわずかな費用で宿泊・休養できるように、国立公園その他景色のよいところに作った宿泊施設。

以下は拙者の主観的イメージ
低料金で利用でき、アットホームな雰囲気の「民宿」(和風)と「ペンション」(洋風)。
ほとんど温泉があり、落ち着いた雰囲気でもてなしてくれる「旅館」。
サービスが行き届き、リッチな気分になれる豪華な「ホテル」。