みなさんこんにちは-Vol39

 うさぎが駆け出してから早1ヶ月が過ぎようとしていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。2011年最初のSUDO NEWSです。昨年も一年間ご笑読いただきましてありがとうございました。うさぎのように大きな耳で情報をキャッチしながら、須藤建設は今年も着実に、オーナー様と共に歩んでゆきたいと考えています。

昨年はSUDO NEWSにとってどの様な年でしたか。当社はオーナーの皆様をはじめさまざまな方々のご協力をいただき業務を遂行することができました。しかし、地域的な競争激化により昨年内に成約に結びつけることができなかった物件もあります。一日も早い成約を目指し努力していきます。

供給過剰への対策として昨年から、礼金の値下げ、家賃の値下げ、フリーレント、商品を進呈するなど金銭的メリットを打ち出す物件が増え始め、特にシングルタイプは、家賃を下げずに一時金の支出で競争力を付けようとしている物件が多く見られます。内装の一部を入居者に選ばせるなど入居者の好みやライフスタイルに合わせたサービスを提供する物件も出始めました。

最近、農業が見直されています。農家と都会の消費者を直接マッチングさせ地方活性を図る、都会のビルの空スペースで市場を催す、ビルの屋上を農地化し付近の住民に貸し出す、また、職業として農業を選択する人も増えています。これらは環境や自然に対する価値観の変化が影響しているのでしょう。

住宅においても、限られた地球資源(建築関連建材)を大切に使い、耐用年数の長い自然の材料を使用するなど環境に配慮する設備や仕様の導入がさかんになりつつあります。ビルトアンドスクラップの時代は過去のものです。キズになりにくい床材、長期メンテナンス不要の外壁材、さらに太陽光の利用やエネルギー消費の少ない住環境が求められ、100年住宅200年住宅も希望されるところです。目先の利回り最優先では賃貸経営は成り立たない時代が来るのかもしれません。

家やクルマ、家具や家電も所有する時代から使用する時代に移りつつある中、豊かな住環境を供給する人とそこに住む人、貸す側も借りる側も社会に貢献しているという満足感を得たいと考えています。多少賃料が高めでも自分が満足する物件には出費を惜しまない方が増えているのです。

夫婦だけでは広すぎる一戸建を貸し、生活に便利で程よい広さの共同住宅に転居する方やDINKSのための賃貸住宅がしばらくは需要の中心になると思われますが、供給過多により競争力に加え快適な居住空間が求められる賃貸業界において、今後リーシング力と提案力をメインとした管理会社の存在がより重要になっていくでしょう。

日本の経済は予断を許さぬ状況が続いておりますが、失業率は低下の兆候を見せているようです。やはり企業が元気にならなければ社会やそこに暮らす人々の元気は望めないと考えます。私たちも元気に仕事をして、お客様と当社員全員が元気になれるようまい進して参りたいと思います。

本年も須藤建設、並びにSUDO NEWSをどうぞよろしくお願い申し上げます。