Sudo’s WATCHING-Vol.26

■受水槽

 受水槽とは、「本管からの水道水を最初に溜めておくタンク」のことで、ポンプの圧力で屋上の高架水槽に貯留し各階へ給水します。水道法により最低年1回の槽内清掃と水質検査が義務付けられており、清掃しないと配管内の錆などで少しずつ汚れ、稀に汚水や害虫が入ってしまうこともあります。飲み水はミネラルウォーターを買っている方が多いと思いますが、生活用水は水道水です。衛生管理がされていない建物に住むのはちょっと???と考えてしまいます。

この「受水タンク方式」は衛生管理に費用が掛かり、また、ポンプも劣化すれば交換が必要です。ただ、災害時などに、タンクに水が溜まっているのですぐに断水しないというメリットもあります。他には、受水槽を設置せず水道本管から各住居に供給する「直結給水方式」(3階まで可能)や水道本管に直接増圧ポンプを付ける「増圧給水方式」があります。

直結給水方式は、清掃費や点検費、交換費用が掛からず、増圧給水方式は年1回程度のポンプの点検は必要ですが、受水タンク方式より毎月の費用を抑えられます。

水道局の許可が必要ですが、条件が合えば受水タンク方式からこれらの方式へ切り換えることが可能です。初期費用は掛かりますが、長期的には経費を削減できると思います。給水設備について詳しく知りたい場合はお気軽にメンテナンス部にお問合せください。

メンテナンス部 片寄

■防犯カメラ

今住んでいるマンションに、「不審者」「イタズラ防止」対策としてエントランス、エレベーター内、駐車場、駐輪場、外階段の計5箇所に防犯カメラが設置されました。設置費用は積立金から、維持費は管理費から捻出されます。

防犯カメラ設置により安心感は増しましたが、後付けの為、存在感があり過ぎて、正直なところ監視されているようで少し嫌な気分になります。いったいこのカメラは誰を監視しているのだろうか、と考えたりもしますが、変な事件が多い昨今、仕方ないのかもしれません。

共同住宅では表札さえも出したくない人もいます。しかし、防犯カメラは建物に出入りする人を24時間監視しています。考え方によってはプライバシーが守られなくなっているわけです。個人情報保護法、プライバシーの保護が重要視される中、このように矛盾することがあります。

以前、「出かけるときはお隣さんに声かけて!」というフレーズがありましたが、ある程度、隣人や付近の情報を知っていたほうが防犯対策にプラスになり、犯罪を防げることもあります。

セキュリティー設備だけに頼るのではなく、個々のプライバシーを尊重しつつ、周りとのコミュニケーションを上手に持ちながら、「安心」を得るため、まずは自分自身出来るところから防犯に取り組んでゆきたいと思います。

不動産部 山下

■秋!秋!秋!

巷では、『スポーツの秋・食欲の秋・芸術の秋・読書の秋』などと言いますが、私は毎年「食欲の秋」になってしまいます(笑)。最近何を食べても美味しくて、ついつい食べ過ぎてしまいます。さらに秋は美味しいフルーツも盛りだくさん、食後のデザートまでいただいてしまい、体重計に乗るのがとっても怖いです。でも、そんな私と同じ思いの方もいらっしゃるのでは?と勝手なことを想像し、安心している毎日です。

健康を考え、(太るとスーツの買替が必要になり、出費も大きくなりますから)そろそろ、スポーツの秋に変更しなくてはいけないですかね…???(自問自答)。

賃貸事業3部 鈴木

■初チャレンジ

毎年10月の第3日曜日は、宅地建物取引主任者の資格試験の日で、今年も去る21日に実施されました。主任者は事務所毎に、宅地建物取引業務に従事する者の5人に1人以上の割合で置くことが義務付けられています。1990年のバブルの絶頂期には受験者が34万2111人。2001年は16万5104人まで減少しましたが、昨年の受験者数は、19万3573人に増えました。合格に必要な学習時間は約300時間前後というのが通説で、合格率は毎年約15%前後で推移しています。資格を取得すると重要事項の説明と記名・捺印が出来、益々責任を持って仕事に臨めるようになれると思います。入社1年の私は今年初チャレンジでした。もちろん合格を目指しましたが、結果がでるのは12月上旬。もし駄目だったとしても、学んだ事を日々の業務に生かし仕事に邁進していきたいと思います。

システム管理部 佐川