Sudo’s WATCHING-Vol.27

■消防関連のいろいろ

建物にはバルコニーに避難器具、共用廊下に消火器・非常警報器、室内には各種感知器があります。これらの設備は、消防法により設置が義務付けられています。半年に1回点検を必要とし、3年に1回所轄消防署へ書類を提出、飲食店や物品販売店が入っているビルは1年に1回提出しなければなりません。

消防法は年々厳しくなり、最近では消防署の立入り検査も多くなってきています。その際、選任防火管理者の有無と共用部分の廊下、階段などに避難の邪魔となる物が置かれていないかを確認します。共同住宅や事務所ビルは収容人数が50人以上、テナントビルなど不特定多数の人が出入りする建物は30人以上の場合に防火管理者が必要です。その業務は消防計画の作成(避難する時の対応等)、避難訓練の実施などです。私も現在3物件の防災管理者を兼任しています。消防法はこれからさらに厳しくなると思われますが、益々知識を増やし、オーナーさまに良い提案とアドバイスができるように頑張ってゆきたいと思います。

最後になりましたが、寒い時期は特に火の元にご用心ください。

メンテナンス部 片寄

■ユニバーサルデザイン

最近の高校の制服は男女共用のところもあり、ユニセックスな時代になったと思います。また、障害のある人にも無い人にも優しいユニバーサルデザインも増えています。これらのものを「共用品」といい、日本からの提案で始まり世界のものづくりの基準「ISO(国際標準規格)」にも採用されています。たとえば、シャンプー容器のギザギザはリンスと区別がつき、目の不自由な人やシャンプーをしている時に便利です。駅や街で見かける「絵文字の看板」や「男性用・女性用のトイレの絵」は、誰が見ても(外国の方でも)一目で何の記号かわかるデザインになっています。これから、日本には益々外国の方が増え、高齢化社会にもなってゆき、誰にでも優しいユニバーサルデザインの住居が求められていくと思います。益々学習して貸す人と借りる人、双方のお役に立ちたいと思っています。
※昨年の宅建の試験は、残念な結果に終わってしまいました。今年は心機一転頑張りたいと思います。

システム管理部 佐川

■自転車ラック

自転車を購入したため、先日、管理会社に申込みをして自転車置場を確保しました。自転車置場は二段式ラックの段違いになっておりハンドル同士が接触して子供用の自転車でも置けそうにありません。もちろん即日解約しました。周りを見ても、やはり9割程が使用していない状態でした。

以前テレビで取り上げられた建物では、管理組合で自転車を20台程所有し、届出をすれば誰でも使用できる方法を採用していました。しかし、台数が限られているため利用できない、返却時間が守られないなどの問題点も多いようです。また、修理費用も組合費から捻出しなければなりません。

建物を管理運営していく上で自転車の管理方法は大きな課題の一つです。最近の自転車はデザイン、用途、サイズが様々で、場所を確保すればいい、ラックを設置すればいいという単純なものではなく、1世帯の保有台数、駐輪可能な車種など細かい取り決めが必要です。安全かつ快適に利用できる事を考え、計画の段階で私たちが提案する大切さを実感しました。

不動産部 山下

■受験シーズンの始まり!~験担ぎ~

2008年の受験シーズン到来。志望校合格を目指し、日々高まる緊張やプレッシャーと戦っている受験生がたくさんいます。そんな受験生が験担ぎに食べるものの第1位は“カツ丼”だそうです。

ここ数年、語呂合わせで験担ぎした合格祈願バージョンのお菓子が受験生に人気を集めており、今や、スーパーやコンビニで特設コーナーが設けられています。「キットカット」→【きっと勝つ】「コアラのマーチ」→【コアラは寝ていても木から落ちない】「カール」→【受かーる】「ハイレモン」→【ハイレル(入れる)モン】※以上、起業家支援ネットより

中にはやや無理のある語呂合わせ商品もありますが、いずれも受験生の気持を少しでも楽にしてくれることでしょう。子供が受験に滑らないように、毎週末スキーに行って自分だけ思いっきり滑ってくるお父さん、HIGH LITE(ハイライト)というタバコをハイリテ~と読み、タバコをHIGH LITEに替えたお父さん…まさに涙ものです。

享、徹、透、亨、亮、明、竜、貫はすべて「とおる」と読みます。人生で直面する勝負やテスト、難関に通ることを希望して付けた名前なのでしょうか。“勝負”は受験生に限らず誰にでも訪れます。そんなとき、自分だけの験担ぎがあれば、自信に繋がるかもしれません。

総務部 前澤