Sudo’s WATCHING-Vol.33

■床鳴りの原因

フローリングの場合、床板同士の実(さね)が弛んで隙間が出来た上を歩くと、床板が擦れあって音(床鳴り)が発生ます。フローリング以外(カーペット、CF等)の場合も下地材の合板同士の擦れあいによる床鳴りが発生します。また、根太の破損や歪みでも発生することがあります。最近は下地組にビスを使うのが一般的ですが、古い建物の場合、下地組に釘を使っていることが多く、それが錆付いて弛んでしまい、床鳴りが発生することもあります。 床鳴りを直すには発生源をしっかり固定することです。フローリング以外の場合は床鳴りを直してから比較的低コストで貼替が出来ます。フローリングの場合はコスト面を考え、フローリングの上からビスを打ったり、穴を開け発泡剤を注入して床鳴りを直し、その後フローリングの補修を行います。また、床の仕上材は防水ではないため、水などをこぼして放置すると下地材も濡れてしまい、歪みや腐食の原因となり、ビスや釘も腐食してしまい、床鳴りが発生します。床が濡れたときは速やかに拭取るようにしましょう。 工事部 西條

■屋上等緑化

ヒートアイランド現象や温暖化現象の暖和と生活環境の向上をめざし、屋上等の緑化をされる方に区や市より一部助成金が出されます。申請方法は各自治体によって異なりますが、既に緑地化してしまっていると助成金を受け取る事が出来ませんのでご注意ください。 港区の場合、屋上緑化は500万円が限度で、3平方メートル以上、所要経費の2分の1または1平方メートルあたり2.5万円のいずれか低い方の額が助成されます。また、壁面緑化は45万円が限度で、10平方メートル以上、所要経費の2分の1または1平方メートルあたり1.5万円のいずれか低い方が助成されます。 緑には断熱効果だけでなく癒し効果もあるため、67%の人が室内に植物を置いているそうです。地球に優しく、人にも優しい緑化を計画なさっては如何でしょうか。 システム管理部 佐川

■経費削減

会社や家庭では様々な“経費削減”対策をとられていることと思います。項目としては人件費・水道光熱費・交通費・備品等がありますが、総務部では備品や事務用品は安くて長持ちするものを購入し、水道光熱費を始め無駄を省くことに取り組んでいます。また、コピー用紙は再利用し、近くに外出する際は電動自転車を使用するようにしています。経費削減は結果的にゴミ量の減少・排気ガスの減少等、地球に優しいエコにも繋がります。しかしすべてのものに“経費削減”を最優先させると、逆に効率が悪くなってしまうこともあり、バランスが大切と考えています。 これからも、必要なものと不要なものとを見極め、且つ再利用を考え、“エコノミー”と“エコロジー”に努めて行きたいと思います。 総務部 元山

■夏休みの思い出

「夏休み」という言葉で何を思い出しますか? 私は風鈴の音を聞きながら食べたスイカ、庭先の花火、キレイな海での海水浴、セミやカブトムシを捕まえて遊んだことが浮かびます。都会育ちの友達は、「虫取りなんてやったこともないし、カブトムシなんてとても触れない」といい、驚かされます。私も都会育ちではありますが、毎年夏休みの間は熊本にある母方の実家に行って、同じ年のいとことずっと遊んでいました。そして連休になると人吉の山奥に遊びに行くのですが、そこには日本の原風景といえるような山と川、田んぼに民家、木造の学校という、懐かしい風景があり、家の近くを流れる川には、小魚や川エビ、サワガニが棲んでいて、家を取り囲む森の中にはイノシシもいました。ゲーム機が珍しい時代だったので、遊ぶときはいつも自然が相手でした。 最近では田舎体験をするツアーや虫取りのツアーなどがあり、一昔前まで普通の生活の中で体験できたことが、贅沢で大切なことに変わってきています。生活は日々便利になり、不便を感じつつ生活する中で身につけられる知恵や、自然の中で培われるたくましさが失われつつあります。 幼少期、川で遊んだり、寝る前に砂糖水をクヌギの木につけて翌朝早くクワガタを捕まえに行った想い出は、今となっては貴重な体験となりました。 不動産部 前田