Sudo’s WATCHING-Vol41

■ガス派? IH派?

震災などの非常時、都市ガスの供給は止まることがありますが、プロパンガスは使用可能です(ただ、実際問題として都会では難しいかもしれません)。蓄電している建物であれば、電気が供給されなくなってもIHコンロが使えます。

ガスとIHの火力はどちらも変わらないといわれています。煮込み料理はIHでも大丈夫そうですが、炒め物はガスコンロで作ったほうがおいしそうな気もします。安全性はIHの方が優れていますが、炎が見えないので逆に消し忘れが心配です。調理器具も買い直さなければなりません。さらには使用料金はどちらがかかるのか…人数や家族構成によっても求める設備は異なることでしょう。

3月の大震災の経験を受け、ライフラインの大切さを身にしみて感じました。数日に渡って遮断された場所も多く、中には1ヶ月以上復旧しなかったところもありました。ライフラインで一番大切なのは水と食料です。ガスとIH、それぞれのメリット・デメリットを考慮して、いざという時最低限の生活が出来るものを備えておきたいと思います。

システム管理部 渋谷

■自動販売機

みなさん、節電は進んでいますか。当社の管理物件にも自動販売機が設置されているものがあります。ほとんどのメーカーは今年の3月16日から24時間消灯を実施し、夏場の日中は電力需要の少ない午前中に冷やして電力ピークが来る午後は冷却機を停止させるそうです。日中に冷却しない機能は以前より実施していたそうですが、今年はその時間を増やして電力削減を行うそうです。冷却機を作動しなくてもある程度保冷はされ、夏場でも1時間に1度程度の上昇ですむというからすごいものです。

平和な日本を象徴してきた自動販売機、夜間は防犯に役立つとも言われてきました。様々な商品を販売している機種は、近くにコンビニがないときも便利です。震災前には、温かいピザが買えるものが注目を浴びていましたが、自販機の将来はどうなるのでしょうか。

システム管理部 荒原

■“そうめん”と“ひやむぎ”

暑さで食欲がない時に、つるつるっと食べられる夏の定番メニューと言えば、“そうめん”と“ひやむぎ”ですよね。この2つの麺の違いは、製法と麺の太さにあります。

(製法)
そうめん:油を塗りながら細長く引き伸ばす
ひやむぎ:油を塗らずに、薄く打ち伸ばして細く切る

(太さ)
そうめん:直径1.3mm未満
ひやむぎ:直径1.3mm以上1.7mm未満

これは機械で製造した麺についての太さ区分ですが、手作業で麺生地を細く引き延ばして行く製法『手延べ』の「手延べ干しめん」については、1.7mm以下のものは「手延べそうめん」と「手延べひやむぎ」のどちらでも記載出来るそうです。ちなみに、直径1.7mm以上になると「うどん」になります。

他にも定番の「うどん」「そば」をはじめ、「冷やし中華」「冷麺」「冷製パスタ」など夏の麺料理があります。さっぱりした麺料理で暑い夏を元気に乗り切りましょう。

総務部 前澤

■ベランダガーデニング

リラックス方法の一つにガーデニングがあります。土をいじり植物や野菜を育てる事で癒されるのでしょう。最近は集合住宅のベランダやバルコニーでも花や緑を育ててガーデニングを楽しむ人が増えています。中には野菜や果樹を育てて自給自足をしている人もいます。

ベランダガーデニングでは、鉢植え、寄せ植え、ハンギングバスケットなど容器植えで植物を育てることになります。大げさな道具は必要ありません。今、ホームセンターには多種多様の道具があり、低コストで気軽にはじめることができます。おすすめの植物としては、丈夫なハーブや花期の長い一年草、常緑で年間通して緑を楽しめるアイビーやコニファーなどが挙げられます。日よけスクリーンのよしずやすだれ代わりに緑のカーテンとしてゴーヤを育てるのも流行っています。室内が涼しくなって体にいいゴーヤをいただく、まさに一石二鳥です。

しかし、戸建と違い集合住宅でベランダガーデニングを楽しむ場合、まず管理規約を確認しなければならず、クレームやトラブルを避けるため注意しなければならないこともいくつかあります。まず、バルコニーやベランダは共用部分であり、火災などの非常時は避難経路になるため、隣との境にある避難壁をガーデニング用品で絶対に塞いではいけません。その他、①排水溝を詰まらせない ②散水の際に階下へ飛散させない ③鉢や植物の重量に注意する など。

周囲に配慮し、プランターラックやキャスター付きの鉢置き台なども利用して、スペースを有効活用した上でベランダガーデニングを楽しみましょう。

工事部 紺野