Sudo’s WATCHING-Vol43

■ネット無料マンション

最近賃貸マンションの募集広告を見るとインターネット無料と記載されているものを多く見かけます。これは利用料金をオーナー様が負担し、入居者が料金の負担無しでインターネットを24時間利用できるマンションのことで、開通の手続きも必要なく引っ越したその日からLANケーブルを挿すだけで利用できます。プロバイダ利用料、メールアドレスも無料で利用できるタイプもあり、通信関係の環境にとても敏感なシングルタイプの入居者に人気で、空室対策のひとつとして最近かなり注目を集めています。

通常の大手通信会社光ファイバー利用料金(通常1部屋4,000円~5,000円)よりも大分安く、通信会社や部屋数によって異なりますが20室くらいのマンションの場合、1部屋当り約1,200円で利用できます。

インターネットは急速な勢いで普及しており私たちの生活には欠かせないものになっています。近い将来「ネット無料マンション」が増えると予想しています。

賃貸事業3部 葛原

■甘く見るな!雪道の運転

雪山シーズンの到来!かつて、この時期は仕事が終わってから車でゲレンデ直行、日帰りでよくスキーに行ったものです。しかし、残念ながら何度か事故を目撃しました。

雪道では『フロントエンジン後輪駆動(FR車)』→『四輪駆動車』→『フロントエンジン前輪駆動(FF車)』の順に事故が多く、意外に四輪駆動車も事故が多いのです。スポーツタイプに多いFR車に事故が多いのは理解できますが、四輪駆動車が多いのはスリップしにくいという安心感と運転者の自信過剰によると言われています。

雪道の運転に慣れていない人はカーブにさしかかるとブレーキを踏んでしまいますが、これは返って横滑りの原因になり、横滑りが始まると焦ってまたブレーキをかけて、スリップ事故を起こしてしまいます。

雪道に限りませんが上り坂より下り坂がいっそう危険です。ゲレンデに行くには峠を越えることも多く、特に1日中日陰になっている場所では、日中でも凍結しています。また、一見凍結していないように見える道でも積もった雪の下が凍結していることも多々あります。スタッドレスタイヤでも凍結した路面ではスリップしやすくなるためタイヤチェーンをトランクに入れて置くことをお勧めします。

雪道に限りませんが、仕事でもプライベートでも、今年も安全運転に徹したいと思います。

工事部 小池

■プロフェッショナル

プロとはどのような人、または状態を指すでしょうか。

辞書を引くと、「専門家」「本職」とあります。仕事をしている以上、知識のみならず提案力も含めてお客様に対しては責任と自覚を持って仕事をする全員がプロでなければなりません。

建物管理業務の場合、清掃・消防・給排水・電気・植栽など、さまざまな分野の「プロ」の力をお借りして成り立っていますので、プロとしての責任は自分のことだけに収まりません。オーナー様が安心して賃貸経営ができ、入居者様が快適に且つ安心して過ごせる環境を作ることが私たちの仕事。たとえ消防や設備士などの資格を持っていなくとも「建物管理のプロ」として、不備不具合があればそれぞれの専門家と共に考え行動し、可能な限りスムーズに解決するということが重要です。

各種設備点検や改修工事、日々の巡回業務の中で、自分は何のプロであるのかという自覚を持ち今年も仕事に励んでいきたいと思います。

メンテナンス部 小番

■法人契約の落とし穴

引越して間もない入居者から、先日、「洗濯機はどこに置けばいいのですか」と連絡が入り、その部屋には洗濯機置場がなく建物共用部にも洗濯施設がない旨を説明しました。すると「他の方はどうしているのですか」との質問があり、徒歩で5分程度のコインランドリーを利用していると伝えました。

部屋を内覧する場合、通常は洗濯機置場の有無を確認します。また契約時にも必ず説明していますが、この部屋は社宅として契約したとのことでした。法人契約の場合、重要事項及び契約内容の説明は総務担当者に対して行い、総務担当者から居住する社員へ説明するのが通常です。今回のケースは探す人と住む人とのコミュニケーション不足が原因でした。

私の説明を聞き終えた入居者は悲しそうに電話を切りました。その後対処されているのか心配でしたが、数ヶ月経っても今のところ解約の申し出はありません。その理由は住んでいる方の経済的なことや会社の規定もあるでしょう。部屋に洗濯の不便さを超える魅力があるのか、コインランドリーまでの散歩を楽しんでいるのか、工夫をして対応しているのかいろいろ考えてしまいます。いずれにしても快適に住んでいただいていることを願います。

システム管理部 荒原